最近発行された新札には「番号」に注目して収集・保存する人が増えています。特にゾロ目や対称的な数字、アルファベットの並びによっては“良番”と呼ばれ、コレクター市場で高値で取引されることもあります。ここでは、AA853853GGのような番号は価値があるのか、そしてどんな番号が“良番”とされるのかを解説します。
良番とされる紙幣番号の基本パターン
日本銀行券の紙幣番号は、先頭2桁のアルファベット+数字6桁+末尾2桁のアルファベットという構成です。
良番として人気がある主なパターンは以下の通りです。
- ゾロ目(例:111111、888888)
- 連番(例:123456、654321)
- 左右対称(例:853358、122221)
- 階段状(例:345678)
- ミラーナンバー(例:123321)
- 頭と末尾がAAやZZなどで揃っているもの
「AA853853GG」は良番なのか?
この番号は数字部分が「853853」と反復しており、左右対称という点である程度特徴があります。また、先頭が「AA」である点はコレクターの中では人気がある傾向にあります。
ただし、末尾の「GG」が特別希少とまでは言えず、数字も「ゾロ目」や「完全な対称」ではないため、プレミアが付くほどの“超良番”とは言えないのが一般的な評価です。
市場で高値がつきやすい良番の条件
ヤフオクやメルカリなどで実際に取引されている紙幣のうち、高額で落札されやすいのは以下のようなケースです。
- 完全なゾロ目(例:777777など)
- ミラーナンバー+AA/ZZ始まり(例:AA122221AA)
- 記念すべき番号(例:000001や1000000)
- 特定の意味を持つ語呂合わせ(例:358358=弥勒弥勒として宗教的に好まれる)
それに比べると「AA853853GG」は、やや珍しい部類には入りますが、プレミアが大きく乗るほどではないといえるでしょう。
価値が出るかを見極めるコツと保存方法
紙幣番号の珍しさだけでなく、紙幣自体が折れていない“完全未使用”状態であることが価値に直結します。
もし珍しい番号の紙幣を手に入れたら。
- できるだけ折らずに保管(専用ホルダー使用が望ましい)
- ネットオークションの過去取引をチェックして相場を確認
- 複数の収集家や紙幣鑑定業者に査定を依頼するのも選択肢
実例紹介:類似番号の落札相場
(例1)AA123321ZZ:ミラーナンバー+先末一致→数千円以上で取引
(例2)AA777777AA:ゾロ目+完全一致→数万円〜数十万円の例あり
(例3)AA853853GG:数字反復+AA始まり→顔の良さはあるが相場は額面〜少し上程度
まとめ
• AA853853GGは「やや珍しい良番」に分類されるが、極端なプレミアはつきにくい。
• 「AA」始まりはプラス評価だが、「GG」末尾や数字の構成が決め手に欠ける。
• 本格的な良番はゾロ目や完全ミラー、特別な語呂合わせなど強いインパクトが必要。
• 状態を保ちつつ保存し、将来的な価値に期待するならホルダー保管がおすすめ。
番号に少しでも特徴があれば、それだけでコレクションの入口になり得ます。気になった番号はぜひ保存してみましょう。
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