クレジットカードの利用明細に、突然見覚えのない「AST*GBASES(LONDON)」という請求が表示されて不安に感じた方も多いかもしれません。こうした不明な請求は、詐欺や不正利用の可能性もあり、放置は危険です。この記事では、このような請求の正体や対処方法、同様のトラブルを防ぐためのポイントをわかりやすく解説します。
AST*GBASES(LONDON)とは何か?
「AST*GBASES(LONDON)」という請求名は、実際の企業名やサービス名と一致しないケースが多く、第三者決済代行業者や海外取引プラットフォームを経由した決済時に表示されることがあります。
一部の海外系オンラインサービスや投資サイト、サブスクリプション契約で利用された際に、クレジットカード明細にはこのような略称が表示されることがあります。実際に海外FXサイトや仮想通貨取引プラットフォームで登録時に発生する例も確認されています。
利用履歴を振り返ることが第一歩
まずは、自身や家族が過去に利用・登録したサービスやアプリ、サイトを振り返ってみてください。無料トライアル登録後、自動課金が始まったケースや、初回のみ無料と謳われていたサービスが一定期間後に課金されたケースもあります。
特に以下のようなケースに注意が必要です。
- 英語表記の海外通販サイトの利用
- 海外のマッチングアプリや投資系サービス
- スマホゲーム内課金での中継業者
心当たりがない場合は、クレジットカード会社へすぐに問い合わせることが推奨されます。
不正利用の可能性と対処法
どうしても身に覚えがない、家族の利用も確認できない場合は、カード情報が漏えいし、不正に利用されている可能性があります。この場合、以下の対処を速やかに行いましょう。
- クレジットカード会社に連絡して請求元の詳細を確認する
- 不正利用が判明した場合はカードを即時停止・再発行
- 不正請求については「チャージバック」制度を利用して取り消し申請
また、同様の不正が再発しないよう、フィッシングメールや不審なアプリのインストールには細心の注意を払いましょう。
正規の請求か判断できない場合の相談先
カード会社で解決できない場合は、以下の公的機関にも相談可能です。
こうした機関では悪質な取引の情報提供を行ってくれることもあり、被害が大きくなる前に適切な対処が可能になります。
同様のトラブルを防ぐためにできること
予防の観点からは、以下のような取り組みが有効です。
- クレジットカードの利用通知メール・アプリ通知をONにする
- 海外決済や定期課金設定があるサイトの登録状況を定期的に確認する
- 使用しない場合は不要なカードやサービスの解約・削除を徹底する
特にスマホアプリで登録したサブスクリプションや試用サービスには、自動更新による請求がかかることもあるため注意が必要です。
まとめ:早期確認と対応がトラブル回避の鍵
「AST*GBASES(LONDON)」のような不明なクレジットカード請求は、不正利用のサインである場合もあります。身に覚えがない場合は速やかにカード会社に確認し、必要であればカード停止や再発行の手続きを行いましょう。
日頃からの利用履歴の把握やカード通知設定などの対策を講じておくことで、安心・安全なキャッシュレスライフを守ることができます。
コメント