フリーランスになって貯金が減った?手取り50万円でもお金が残らない理由と改善策

家計、貯金

フリーランスになって収入が増えたのに、なぜか貯金が減ってしまう──そんな悩みを抱える人は意外と多いです。自由な働き方には魅力がありますが、その裏には見えにくい落とし穴も潜んでいます。本記事では、貯金が難しくなる理由とその対策を具体的に解説します。

フリーランスがお金を残しづらい3つの理由

1. 税金・保険料の負担が大きい
会社員時代は見えにくかった社会保険料や住民税も、フリーランスになるとすべて自己負担。特に所得が増えると、国民健康保険と住民税は比例して高くなり、思った以上の出費になります。

2. 経費感覚が曖昧になる
「仕事に必要だから」と思って買ったものが、実は経費にできなかったり、無駄遣いになっていたりするケースも。明確なルールや仕分けがないと支出は膨らみがちです。

3. 不安からの浪費
将来の不安を払拭しようと、つい設備投資や学習費用をかけすぎるケースもあります。意識しないと、収入アップ=支出増というサイクルに陥ってしまいます。

手取り50万円でも貯金できない?シミュレーションで可視化

仮にフリーランスで月50万円の手取りがあったとしても、以下のような支出があると年間の貯蓄は難しくなります。

支出項目 月額
国民健康保険・年金 60,000円
住民税・所得税積立 70,000円
車関係(保険・税・ガソリン) 30,000円
事業経費 50,000円
生活費(実家サポート含む) 100,000円

合計で31万円程度。残りの19万円があっても、旅行や突発的な支出があればすぐになくなってしまいます。

実践したい!フリーランスのための貯金ルール

先取り貯金の導入
給与日(入金日)にすぐに別口座へ固定金額を移す「強制貯金」が効果的です。月5万でも年間60万円に。

税金・社会保険積立用口座を分ける
「貯金できてると思っていたら全部税金だった」という失敗を防ぐため、支払い用口座を完全に分離しましょう。

定期的なキャッシュフローの見直し
月1回の振り返りで支出の無駄を見つけ、予算を最適化しましょう。支出管理アプリの利用もおすすめです。

法人化も視野に?フリーランスの次のステップ

収入や経費が安定してきたら、法人化による節税効果も検討しましょう。健康保険の変更、給与所得控除の活用などで可処分所得を増やせる可能性があります。

ただし、法人化には顧問税理士や社会保険料の義務化などのコストも伴います。シミュレーションを行ってから判断しましょう。

まとめ:自分なりの仕組みで「フリーでも貯められる」生活へ

フリーランスの不安定さは事実ですが、仕組みさえ作れば会社員以上に貯金も資産形成も可能です。自動化、口座の分離、支出の見える化を実践し、「手取り50万でもお金が残らない」状態から脱却しましょう。

自由な働き方を維持しながら、お金の不安も手放す。その第一歩は、毎月の生活を丁寧に見直すことから始まります。

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