学生免除の国民年金、追納すべき?貯金との比較と判断ポイント

年金

学生時代の国民年金免除(6年分)を追納せず、自力で貯金しようか悩んでいる方へ、本当に追納が必要なのか、整理して考えるヒントをお届けします。

追納のメリットとは?将来の年金額アップ

追納すると将来受け取る老齢基礎年金の額が増えます。例えば免除6年分を追納すれば、年金受給額が年6万円前後増える可能性があります。

これは国民年金の受給期間に応じた基礎年金額が増える仕組みによるものです。

追納のコストと期限、時効に注意

免除6年分の追納額は一括で約30万円ほど。支払い期限には時効(最大10年)があり、古い分は追納できなくなるケースもあります。

また分割納付も可能ですが、手続きの手間や手数料も発生する点に注意が必要です。

貯金と比較する判断基準

追納分を自分で運用すれば、将来いくら増えるか想定しやすい一方、年金の増額は物価連動や制度改正の影響を受けます。

一般的には、年利2~3%程度で運用できるなら貯金も有力ですが、低金利時代だと追納のほうがリターンが高い可能性があります。

ライフプラン別の具体例

例えば30代で追納すれば、40年後の受給時に年6万円増額。定年まで働くなら貯金と差が縮まります。

一方35歳以降に起業や不安定な収入見込みなら、流動性優先で貯金が安心という選択も。

追納しない選択をする際の注意点

貯金優先でも、後で後悔しないよう「老後資金」積立を計画化することが重要です。

また追納資格を失う時効リスクだけは回避すべく、必要なら年金事務所への相談もおすすめです。

まとめ

結論としては、追納することで老後年金が確実に増える一方、自己運用でそれ以上の利益が見込めるなら貯金でも合理的です。

制度の仕組み、コスト、ライフプランを踏まえて、迷ったらまず試算した上で、必要があれば年金事務所やファイナンシャルプランナーに相談するのがよいでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました