Amazonマスターカードを利用し始めた際、「元金定額コース」というリボ払いの設定が自動で有効になっていたというケースは意外と多く、混乱する方も少なくありません。本記事では「元金定額コース」の意味や注意点、そして一括払いに変更するための具体的な手順まで、初心者でも分かりやすく解説します。
元金定額コースとは?
「元金定額コース」とは、利用残高にかかわらず、毎月一定の元金額を返済するリボ払いの一種です。たとえば月々の元金返済額を「5万円」に設定した場合、利用額が5万円以下なら1回払いのように全額返済されますが、5万円を超えると超過分がリボ払いの対象になります。
つまり、「50万円までは一括払い、それ以上がリボ払い」という意味ではなく、「毎月50,000円ずつ返済していく仕組み」であり、利用額が50,000円を超えれば翌月以降に繰り越されて利息が発生します。
なぜ初期設定でリボ払いになるのか?
Amazonマスターカードでは、一部の申込時点で「リボ払いコース」がデフォルトで設定されることがあります。これにより、カードを使用した段階ですでにリボ払いが適用されてしまうケースがあります。
特に「自動リボ登録でポイントプレゼント」などのキャンペーンに申し込んだ場合、自動的に「元金定額コース」が設定されてしまうことがあるため注意が必要です。
一括払いへ変更するにはどうすればよい?
一括払い専用カードとして使いたい場合、以下の手順で設定変更が可能です。
- 1. 三井住友カードのVpassにログイン
- 2. 「お支払い方法の変更」→「リボ払い設定の変更」を選択
- 3. 「元金定額コース」を「リボ払いを利用しない」に変更
- 4. 確認のうえ「設定変更を確定」
設定変更は即時ではなく、反映に1〜2営業日かかる場合があります。リボ払いの設定が解除されているか、再度ログインして確認しましょう。
すでにリボ払いが適用されてしまったら?
すでにリボ払いが適用され、利息が発生している場合は「全額繰り上げ返済」することも可能です。Vpassにログインし、「リボ残高の一括返済」を選ぶことで対応できます。
また、電話(自動音声応答またはオペレーター対応)でもリボ返済額の変更や一括返済の申請が可能です。詳しくはカード裏面のカスタマーサポート番号に連絡してください。
リボ払いを避けるための設定チェックポイント
- ・リボ払いの設定状態を定期的に確認
- ・利用明細の支払区分に「リボ」と表示がないか確認
- ・キャンペーン申込時の条件に「自動リボ設定」が含まれていないか確認
これらの対策を行うことで、意図せぬリボ払いを防止できます。
まとめ:設定確認で安心・安全なカード利用を
「元金定額コース」とは、月々一定の金額を返済していくリボ払い方式であり、自動で設定されている場合があります。リボ払いを利用する気がない方は、速やかに「リボ払いを利用しない」に設定を変更しましょう。適切な設定と明細確認により、無駄な利息を防ぎ、安心してカードを利用することができます。
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