電気代を気にして生活していると、「1時間あたりの電気代がわずかでも、24時間つけっぱなしにしたらどれくらいかかるのか?」という疑問が湧くものです。この記事では、1時間あたり約0.33円の電気機器を24時間・1ヶ月使用した場合の電気代を計算し、実生活にどう活かせるかを解説します。
1時間あたり0.33円の電気代とは?
1時間あたり0.33円というのは、消費電力が非常に小さい機器に相当します。例えば、LEDナイトライトや待機電力の小さな家電の一部、パソコン用のUSBファンなどが該当します。
消費電力で見るとおおよそ1〜2W程度。電気料金の単価を27円/kWhと仮定した場合、次のような計算になります。
1W ÷ 1000 × 27円 = 0.027円/時間となり、0.33円/時間であればおよそ12Wの消費電力ということになります。
24時間使用したときの1日の電気代
1時間あたり0.33円の電気代なら、24時間使用した場合の1日あたりの電気代は以下のように計算できます。
0.33円 × 24時間 = 7.92円/日
この金額であれば、1日つけっぱなしでも大きな負担ではありません。寝室の間接照明やサーバー機器など、常時稼働が求められる用途でも比較的安心です。
1ヶ月間(30日)つけっぱなしにした場合の電気代
続いて、1ヶ月間毎日24時間つけっぱなしにした場合の電気代を計算してみましょう。
7.92円/日 × 30日 = 約237.6円/月
つまり、月の電気代としてはおよそ238円ほどです。たった数百円で24時間稼働が維持できるのなら、使用価値が高い場面も多いと言えます。
年間の電気代と比較したインパクト
仮に年間を通して同じ条件で稼働した場合、電気代は以下のようになります。
237.6円/月 × 12ヶ月 = 約2,851円/年
この金額で常時運転できるなら、例えば24時間換気用の小型ファンやルーター、IoT家電の待機電力などにも適した使い方だと言えるでしょう。
電気代が安くても意外と影響するケース
たとえ電気代が1時間0.33円程度でも、複数台を同時に稼働させるとその分だけコストが積み重なります。
例えば、同じ機器を5台使えば、1ヶ月で約238円 × 5 = 約1,190円。10台なら月約2,380円となり、年間では約28,560円に達します。少額でも積もれば大きな出費になることを意識することが大切です。
節約するための具体的な工夫
消費電力の低い機器でも、「使っていないときはこまめに電源を切る」「スマートプラグでタイマー管理する」などの工夫でさらに節約が可能です。
特に、就寝時や外出時など使用しない時間帯を自動でOFFにする設定を取り入れると、年間の電気代を10〜20%削減することもできます。
まとめ:わずかな電気代でも積み重ねに注意を
1時間あたり0.33円の電気代であれば、1ヶ月24時間使用しても約238円というリーズナブルな金額に抑えられます。しかし、複数台使用したり、無駄な稼働が続いたりすると、年間では思いのほか負担になることも。
電気代は「単価 × 時間 × 台数」で決まるため、小さな数字でも継続すると意外な影響があります。必要な機器は安心して使いつつ、節電の工夫も取り入れて上手にバランスを取りましょう。
コメント