車を購入する際、ディーラーや販売店を通じてローンを組むのが一般的ですが、なかには「銀行ローンはご自身で手続きしてください」と案内されるケースもあります。この記事では、自分で銀行ローンを申し込む際の流れや必要書類、注意点について初心者でもわかるように解説します。
銀行マイカーローンとディーラーローンの違い
銀行ローンとディーラーローンには明確な違いがあります。ディーラーローンは手続きが簡単で納車が早い反面、金利が高め。一方、銀行マイカーローンは金利が低く返済額を抑えられますが、審査や手続きに時間と手間がかかる点が特徴です。
たとえば、ディーラーローンでは3.9%程度の金利が一般的ですが、銀行マイカーローンなら1.5〜2.5%程度まで抑えられることもあります。長期間返済するなら、金利差は大きな差になります。
自分で銀行ローンを進める基本の流れ
銀行マイカーローンの申込は、おおよそ以下の流れになります。
- 購入する車を決め、見積書をもらう
- 銀行のマイカーローンページから仮審査を申し込む
- 仮審査に通過後、必要書類を揃えて本申込
- 正式審査通過後、契約と融資実行（販売店への振込）
仮審査に必要なものは、本人確認書類（免許証など）と年収を確認できる書類（源泉徴収票や課税証明書など）です。
銀行ローンに必要な主な書類とその準備方法
銀行ローンでは本人確認書類や収入証明に加えて、購入予定の車に関する書類も必要になります。具体的には以下のようなものがあります。
- 運転免許証のコピー
- 源泉徴収票または所得証明書
- 車の見積書（販売店で発行）
- 車庫証明（融資後に必要な場合も）
これらの書類を事前に用意しておくと、スムーズに手続きが進められます。多くの銀行ではWEBからの申請も可能で、仮審査は最短即日で結果が出ることもあります。
ローン審査で見られるポイントとは？
銀行は、以下のような観点で審査を行います。
- 年収（安定しているか、借入額に対して無理がないか）
- 雇用形態（正社員か契約社員か、自営業かなど）
- 他社の借入状況（クレジットや他ローンの残高）
- 信用情報（過去の延滞歴や債務整理履歴）
たとえば、年収400万円でマイカーローン200万円を申請する場合、他に借入がなければ審査に通る可能性は高くなります。しかし、すでにカードローンで100万円以上の借入があると、審査結果に影響することがあります。
実際に申し込むときの具体的な手順例
以下は、ある地方銀行でのマイカーローン申込の具体例です。
- 銀行公式サイトで「マイカーローン」ページを開く
- 「仮審査申し込み」ボタンを押して、個人情報・勤務先・車情報を入力
- 仮審査通過後、メールで案内される必要書類を郵送または持参
- 正式審査通過後、契約書を提出→車屋に振込→納車
販売店と相談しながらスケジュールを調整すると、納車までの流れがスムーズになります。
銀行ローンを使う際の注意点
銀行ローンは金利が低く魅力的ですが、審査に数日〜1週間かかる場合があるため、納車を急ぐ方には不向きなこともあります。また、融資は購入者の口座ではなく、車屋に「指定口座振込」となるのが一般的です。
また、審査落ちした場合の代替手段としては、信用金庫や労働金庫（ろうきん）のマイカーローンも検討の価値があります。
まとめ：銀行ローンは自分でも申請可能！準備と段取りが成功のカギ
銀行マイカーローンは、ディーラーローンに比べて低金利でお得ですが、手続きや審査に時間がかかる点には注意が必要です。必要書類を揃え、段取りよく進めることで、スムーズにローンを組んで車を購入することができます。
「自分で銀行ローンを進める」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、この記事を参考にしながら進めれば、安心して手続きができるはずです。
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