借金を抱えながらの一人暮らし、とくにペットと一緒となると不安が募るのは当然です。この記事では、愛犬との暮らしを守りながら借金返済も見据えた現実的な生活設計と家賃の上限目安について、実例を交えて解説します。
現在の家計状況を整理する
手取り月収が約28万円で、支出として確定しているのは次のとおりです。
- 食費・保険・スマホ代:約11万円
- 犬のケア用品・病院代:月1〜1.5万円(仮)
- 借金返済:楽天カードリボ(完済予定)+保険貸付残110万円 → 月3〜4万円返済想定
- エアコン等の光熱費:夏場は高く月1.5万円前後と見積もり
合計支出想定:約16.5〜18万円。ここに家賃と生活雑費(洗剤や雑貨など)を加えた総額が生活の限界ラインになります。
生活費と家賃の適正バランス
金融機関やFPの多くは「家賃は手取りの25〜30%以内」が目安としています。手取り28万円の30%は8.4万円。ですが、借金返済がある状況ではこのラインは危険です。
現実的な上限は6〜6.5万円程度の家賃。これなら月のトータル支出を24万円程度に抑えられ、毎月4万円は生活予備費や急な犬の医療費、さらに借金の繰上返済に回すことができます。
5万円台の物件でも生活は可能?
「ペット可物件は高い」という印象がありますが、実際には郊外や築年数にこだわらなければ5〜6万円台の物件は存在します。たとえば。
- 職場まで30分圏内で駅徒歩15分、築20年、1DK:家賃5.8万円+共益費
- 駅から遠いが職場近くのアパート:家賃5.2万円(ペット相談可)
エリアを広めに見る、こだわりを少し緩めることで、手頃な物件に出会える可能性が広がります。
引越し費用の準備とタイミング
入居時には敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などが必要です。家賃6万円前後でも初期費用は30万円を超えることが多いため、引っ越し時点で手元資金30〜40万円を用意しておくのが望ましいです。
楽天リボの完済後に貯金を優先し、家電や家具を中古品・譲渡品などで抑える工夫をすれば、現実的に引っ越し可能です。
借金返済との両立は可能か?
保険貸付の返済は年利がある程度低く、毎月の返済計画を安定させれば急いで完済する必要はありません。生活を維持しながらの返済が可能な範囲で、以下のようなスケジュールを組むのが理想です。
- 月3万円×36ヶ月=108万円返済
- 収入に余裕が出れば、繰上返済で期間短縮
焦らず着実に返済していけば、生活の安定と借金完済の両立は十分に可能です。
精神的負担を軽減する環境づくり
モラハラ環境からの脱却は、心の健康と今後の人生にとって非常に重要です。一人暮らしで精神的に安定することで、仕事への集中力が高まり、副収入を得る気力も湧いてくるかもしれません。
「生活を守ること」と「心を守ること」は表裏一体です。現実的な収支計画の上に、自分らしい生活を築きましょう。
まとめ
借金があっても、一人暮らしと犬との生活を両立させることは可能です。生活費の中で優先順位をつけて、家賃は6万円前後に抑えるのが現実的な目安。事前にしっかりと準備し、計画的に動くことで安心して新生活をスタートさせられます。大切なのは、経済面と精神面、どちらも妥協しすぎない生活設計です。
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