長期間使っていない銀行口座、特にゆうちょ銀行の通帳について「勝手に解約されてしまうのでは?」と不安になる方も多いでしょう。この記事では、10年以上利用がない場合のゆうちょ銀行の口座の扱いや、今後の管理方法について詳しく解説します。
ゆうちょ銀行の口座は10年でどうなるのか?
ゆうちょ銀行の通常貯金口座は、10年間入出金などの取引が一切行われない場合、「休眠口座」となります。ただし、勝手に解約されるわけではありません。
休眠状態になると、ATMやインターネットバンキングでの利用が制限される場合があり、再度利用するためには店頭での手続きが必要になります。
休眠口座になるとどうなる?不利益は?
休眠口座になったからといって、口座にあるお金が消えることはありません。ただし、次のような制限や注意点があります。
- ATMやゆうちょダイレクトでは操作できなくなる
- 再度利用するには窓口での申請が必要
- 場合によっては、通帳や印鑑の再登録が必要
そのため、何らかの形で定期的に出入金をしておくのが無難です。
口座が凍結・解約されるケースとは?
休眠状態とは異なり、下記のような場合は強制的に解約されることもあります。
- 残高がゼロで、かつ10年以上未使用
- 口座保有者が死亡し、相続手続きが放置されている
- 法令・規約違反が確認された場合
たとえば「バイト用に作ったが、全額引き出してそのまま」という口座は、自動的に解約されている可能性があります。
使っていない口座を確認・再利用する方法
長期間使っていない口座でも、通帳と届出印、本人確認書類があれば店舗で再度有効化できます。通帳がない場合も、ゆうちょ銀行の窓口で相談可能です。
また、残高がある場合は払い戻しも可能です。10年を超えていても、口座自体は基本的に保管されており、一定の手続きで引き出すことができます。
放置しないためのおすすめ対策
休眠を防ぐためには、年に1度でも少額の入出金を行うことで「使用中」の記録が残せます。たとえば、自分名義の別口座から100円を移すだけでも十分です。
さらに、ゆうちょダイレクトの登録や、公共料金の引き落としに設定することで自然と稼働状態が維持されます。
まとめ|10年使わなくても解約はされないが、定期的な確認が大切
ゆうちょ銀行の口座は、10年以上使わなくても原則として自動的には解約されません。ただし休眠状態になることで利用制限がかかる場合があります。
口座の資産を守り、再び使うときに困らないように、定期的な利用または状態の確認をおすすめします。心当たりのある通帳は、早めにゆうちょ銀行に問い合わせてみましょう。
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