長期間利用していないゆうちょ銀行の総合口座が気になっている方へ。使っていないままの口座を再び活用したいと考えたとき、どのような手続きが必要で、費用はかかるのかなど、気になるポイントをわかりやすく解説します。
総合口座が10年以上未使用の場合の状態とは?
ゆうちょ銀行では、最後の入出金から10年以上経過している総合口座については、口座が休眠状態に移行している可能性があります。この状態になると、ATMや通帳、キャッシュカードなどによる取引が制限されます。
ただし、休眠口座でも預金は自動的に消失することはなく、手続きを行えば再び利用できる場合がほとんどです。
口座を再度利用するための手続き
休眠状態の総合口座を再び利用するには、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)と、旧通帳またはキャッシュカード(可能であれば)を持参のうえ、最寄りのゆうちょ銀行の窓口で再開の手続きを行います。
手続きの際には、現住所や氏名などの変更がある場合、追加の書類(住民票など)が必要になることもあります。詳細は事前に店舗に問い合わせておくと安心です。
JPバンクカードの有効期限切れとキャッシュカードへの変更
現在お持ちのJPバンクカードの有効期限が過ぎている場合は、新たに通常のキャッシュカードへの切り替えも可能です。窓口にて「通常キャッシュカードへの再発行希望」と伝えましょう。
再発行には、本人確認書類の提示が必要です。カード再発行にかかる期間はおおよそ1〜2週間です。
手数料はかかる?
ゆうちょ銀行では、基本的に口座再開の手続きに費用はかかりません。ただし、通帳やキャッシュカードの再発行には1,100円(税込)の手数料がかかる場合があります。
例:キャッシュカードを再発行する際、破損や磁気不良であれば無料対応となることもありますが、紛失や期限切れによる再発行は有料になるケースが一般的です。
新規口座開設は可能か?
現在の総合口座を放置して新しく口座を作ることも可能です。ただし、ゆうちょ銀行では同一名義で複数の総合口座を開設することは原則できません。
もし、すでに持っている口座を忘れて新たに口座開設を希望する場合には、過去の口座が存在しないかの確認が必要となります。窓口で本人確認をすれば、旧口座の有無を調査してもらえます。
実際にあったケースと対応例
ある方は、学生時代に開設したゆうちょ口座を10年以上放置し、社会人になってから再利用を希望しました。その際、旧カードは破棄していたため、本人確認書類のみで再発行を申請。約10日後に新しいキャッシュカードが届き、口座の利用を再開できました。
このように、再開手続き自体はシンプルですが、本人確認が確実にできる書類を準備することがスムーズな対応の鍵です。
まとめ:口座の再開は意外と簡単。カードの再発行に注意
ゆうちょ銀行の総合口座は、たとえ10年以上利用していなくても再び使える可能性が高く、手続きを行えば簡単に復活可能です。
ただし、キャッシュカードや通帳の有無、氏名・住所変更の有無によって必要書類が異なります。手数料も発生するケースがあるため、まずは窓口に相談することをおすすめします。
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