高校生の貯金事情｜平均額と比べてどう？20万円以上の貯金は多い？少ない？

高校生のうちから貯金について真剣に考えることは、将来の金銭感覚に大きな影響を与えます。実際にどれくらいの金額を貯めている高校生が多いのか、そしてバイトやお小遣いの条件を考えたときに「20万円以上の貯金」はどのような評価になるのかを詳しく見ていきましょう。

高校生の貯金額の平均はどれくらい？

一般的に、高校生の貯金額は5万円〜15万円がボリュームゾーンといわれています。これは月々のお小遣いや、長期休み期間のアルバイト代からコツコツと貯めた結果です。

2023年のインターネット調査によると、高校生の約30％が「1万円未満」の貯金しか持っていない一方、「10万円以上」の貯金がある高校生は20〜25％程度にとどまっています。つまり、20万円以上の貯金は少数派であり、かなり頑張っている部類に入ると言えるでしょう。

寮生活では基本的な生活費が抑えられる反面、お小遣いが少なく、バイトが自由にできないという制限があります。そのため、貯金に回せる金額も限られがちです。

それにもかかわらず「お小遣い3,000円＋長期休みのバイトのみ」で15万円以上の貯金ができているのは、自己管理力と節約意識の高さの証拠です。

高校生同士で貯金額を比べる機会はあまりありませんが、「親からのお小遣い頼み」や「貯金ゼロ」のケースも少なくない中で、20万円という数字は非常に立派です。

特に、「自分で稼いで、自分で貯めた」という経験は金額以上に価値があり、今後の金銭管理力や計画性の基礎になります。

ここまで頑張れたあなたなら、次の目標を設定することでさらにモチベーションが高まります。たとえば。

このような「目的別貯金」を取り入れると、計画性がさらに磨かれます。

大切なのは「貯金額の多さ」だけではなく、お金を管理する習慣を身につけることです。たとえば、毎月お小遣い帳をつけたり、支出記録アプリを使って自分の消費傾向を把握するだけでも、立派な経済学習になります。

将来社会人になったとき、この習慣が役に立つ場面は必ずあります。

寮生活でお小遣いも限られている中、20万円以上の貯金ができているのは、平均よりも明らかに上回る成果です。自信を持ってよい金額であり、これからの資産形成にもつながる立派な第一歩です。

金額だけにとらわれず、日々の行動を通じて「お金と上手につきあう力」を養っていきましょう。