会社退職後に一時的に国民健康保険(国保)に加入し、その後就職して社会保険に加入した場合は、速やかに国保の脱退手続きが必要です。この記事では、国保脱退の正しい手続き方法と、マイナンバーカードを利用したオンライン申請時に発生するエラーの対処法を詳しく解説します。
国民健康保険の脱退が必要な理由
国保は、主に自営業者や無職の人が加入する公的医療保険制度です。就職して社会保険(健康保険)に加入した場合は、二重加入を避けるため、国保の脱退届を提出しなければなりません。
脱退しないまま放置すると、保険料の請求が継続して行われ、不要な負担が発生する可能性があります。
国保の脱退手続き方法
国保の脱退手続きは、お住まいの市区町村役所で行います。主な必要書類は以下の通りです。
- 新しい勤務先の健康保険証(写し)
- 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証)
- 国民健康保険証(交付されていた場合)
通常は、社会保険の資格取得日=国保の脱退日として扱われます。
オンライン申請の方法と注意点
多くの自治体では、マイナンバーカードを使ったオンライン手続きに対応しています。マイナポータルからログインし、必要事項を入力することで手続きが完了します。
しかし、システム環境(ブラウザ設定やマイナンバーカード読み取り機能)によってエラーが起こる場合があります。
マイナンバーカード申請時のエラー対処法
マイナンバーカードでログイン時にエラーが出る主な原因と対策は次の通りです。
- パスワード間違い:5回間違えるとロックされます。市区町村窓口で解除が必要です。
- ブラウザ非対応:Internet Explorerや一部の古いブラウザでは動作しません。Google ChromeやEdgeの最新版を利用しましょう。
- ICカードリーダーの不具合:接続の確認や再起動、ドライバーのアップデートを行ってください。
これでも解決しない場合は、窓口で直接手続きを行うことをおすすめします。
脱退日が過ぎている場合の取り扱い
実際の就職日がすでに過ぎている場合でも、さかのぼって脱退手続きが可能です。社会保険証の資格取得日が確認できれば、その日付で脱退処理されます。
未納保険料が発生している場合でも、後日還付されることがありますので、あきらめずに手続きしましょう。
まとめ:エラー時は窓口対応も視野に
国保脱退は、社会保険に加入したら必ず行うべき手続きです。オンライン申請が便利ですが、エラーが出た場合は無理せず市区町村の窓口へ相談しましょう。
遅延や未処理があると、余計な請求が続いたり医療費の自己負担が増える恐れもあるため、早めの対応が肝心です。
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