夏休みはイベントが多く、部活や遊びでお金が必要になる場面も増えます。中学生にとってお小遣い1万円は大金に見えても、必要な出費が重なると足りなくなってしまうのは自然なことです。今回は、そんなときにどう乗り切るか、そして家族やおじいちゃんにどう相談するかについて、具体的な方法をご紹介します。
まずは出費を整理して優先順位を決めよう
まずは何にいくらかかるのかを紙に書き出してみましょう。水着や水筒などの必需品と、ラウワンや夏祭りなどの遊びにかかる費用を分けてみると、どこが「必要経費」でどこが「楽しみのための出費」かが見えてきます。
たとえば、部活の試合のご飯は栄養と体力維持のために必須ですし、水着が小さくなってしまったのなら新調するのも当然です。こうした出費は「自分が無理して我慢するもの」ではないことを、まず自分で認めてあげましょう。
必要な金額を見える形にして家族に伝える
お金を増やしてもらいたいときには、ただ「もっと欲しい」と言うのではなく、「何に、いくら必要で、今どれだけ足りないのか」を具体的に説明するのが大切です。例えば、こう伝えてみましょう。
「夏休みに必要なものがたくさんあって、今あるお小遣いじゃ足りなくなりそうです。水着と水筒で4,000円、部活のご飯で3,000円、遊びや日焼け止めなどで7,000円くらい必要なんです。今のお小遣いでは全部をまかなえないので、少し助けてもらえませんか?」
おじいちゃんに相談するならどう伝える?
おじいちゃんに頼むときは、感謝の気持ちと「おねだりしすぎていないこと」を伝えると受け入れてもらいやすくなります。たとえば、こんなふうに話してみてはどうでしょうか。
「おじいちゃん、いつもありがとう。夏休みに部活や行事で出費が増えてて、お小遣いが少し足りなくなっちゃったの。水筒やご飯代とか必要なものも多くて…。もしよければ、少しだけ助けてもらえないかな?」
無理をしているわけじゃなくて、きちんと理由があって頼んでいることが伝われば、おじいちゃんも快く応じてくれる可能性が高いです。
遊びを我慢すべき?楽しく過ごすための工夫
全部の遊びをやめる必要はありませんが、お金のかからない工夫をしてみるのも一つの手です。例えば、カラオケの代わりに公園で遊ぶ、夏祭りは屋台ではなく散策メインにするなどの方法もあります。
また、友達と「お金を使わない遊び方しよう!」と提案してみると意外と盛り上がることもあります。節約しながらも楽しめる方法を知っていると、これから先も役立ちます。
使ったお金の記録をつけてみよう
家計簿アプリやノートで支出を記録しておくと、自分でも「何にどれだけ使ってるか」が見えてきます。これは大人になってからもとても役立つ習慣で、計画的にお金を使う力が身につきます。
特に中学生のうちからこの習慣を始められたら、将来の自分も助かるはずです。
まとめ:お願いの仕方と自己管理で乗り切ろう
夏休みの出費が足りないときは、無理して我慢しすぎず、状況を整理して周囲に相談することが大切です。「何のために、いくら足りないのか」を伝えることで、おじいちゃんや親にも理解してもらいやすくなります。
また、お金の使い方を記録したり、工夫して遊んだりすることで、お小遣いを有効に活用できます。自分で管理する力も身につき、ちょっとした「自立」の一歩になりますよ。
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