持病や過去の入院歴がある方でも加入しやすいことで知られる「なないろ生命の緩和型医療保険」。告知項目が少ないため注目されていますが、「誰でも加入できるわけではない」のが実情です。この記事では、実際の告知内容や加入可否の判断ポイントについてわかりやすく解説します。
なないろ生命の緩和型医療保険とは?
なないろ生命が提供する緩和型医療保険は、通常の医療保険では加入が難しい既往歴のある方でも入りやすい設計となっています。主に中高年層や持病のある方を対象にしており、告知項目が2~3項目程度に限定されている点が特徴です。
保険料は通常の医療保険よりもやや高めに設定されていますが、その分加入ハードルが低いため、医療保障が不安な方の選択肢となっています。
加入時に必要な告知項目の内容
なないろ生命の緩和型医療保険に加入するためには、最低限以下の2つの告知項目をクリアする必要があります。
- ① 最近3か月以内に、医師や歯科医師から入院・手術・放射線治療をすすめられた、または説明を受けたか。
- ② 過去1年以内に入院、または手術・放射線治療を受けたことがあるか。
この2項目が「いいえ」であることが前提となり、それを満たせば原則的に加入可能とされています。
告知内容が「はい」の場合でも加入できる?
原則として、告知項目のいずれかが「はい」の場合、緩和型医療保険であっても加入が難しくなります。ただし、詳細な条件や症状によっては審査に通るケースもありますので、まずは保険代理店や窓口で具体的な状況を伝えて相談することが重要です。
例えば、手術を勧められたが経過観察で済んだ場合など、ニュアンスが微妙なケースでは保険会社に確認をとることで、加入可能となるケースもあります。
審査がスムーズに進むためのポイント
緩和型とはいえ、最低限の健康状態の確認はされます。審査をスムーズに進めるためには、過去の診療内容や治療歴を正確に把握しておくことが大切です。特に、通院履歴・手術歴・入院歴については医師の診断書や領収書などを準備しておくと安心です。
また、申込書には正確に記入することが求められ、不備があると審査が遅れたり、最悪の場合は加入が拒否されることもあります。
加入後の保障内容や待機期間にも注意
緩和型医療保険は一般の医療保険に比べ、保障内容に制限があることもあります。例えば、「一定期間内の疾病による入院は対象外」などの待機期間が設けられていることもあるため、契約内容をしっかり確認しましょう。
また、特定疾病の保障範囲が狭かったり、給付金が通常より少ない場合があるので、パンフレットや設計書をもとに比較検討を行うのがおすすめです。
まとめ:告知内容に該当しなければ原則加入可能
なないろ生命の緩和型医療保険は、①②の告知項目に該当しなければ原則的に加入が可能です。逆に1つでも該当すると加入は難しくなるため、自分の健康状態を正確に把握しておくことが重要です。
不安がある場合は、保険会社の相談窓口や保険ショップにて専門家に確認を取りながら進めましょう。リスクに備えるための第一歩として、理解と準備が大切です。
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