職場への給与振込に関して、銀行口座の確認としてキャッシュカードのコピー提出を求められることがあります。特にデビットカード機能付きキャッシュカードの場合、「表面も必要」と言われると不安を覚える方も多いでしょう。この記事では、なぜ表面が求められるのか、不正利用のリスク、そして安心して提出するための対策について解説します。
給与振込に必要な情報とは?
給与の振込先を登録する際に必要とされるのは、基本的に「銀行名」「支店名」「口座番号」「口座名義」の4つです。これらの情報はキャッシュカードの裏面に記載されていることが多く、通常は裏面のコピーだけで十分なケースもあります。
ただし、一部の会社では口座名義が明確に見えるカード表面や、カードそのものが正式な金融機関発行のものであることを確認するため、表面の提出を求めることがあります。
デビットカードの表面には何が書かれている?
デビットカード付きキャッシュカードの表面には、カード番号(16桁)、有効期限、名前、セキュリティコード(場合による)などが記載されています。これらの情報はオンラインショッピングなどで使えるため、コピーを他人に渡す際には注意が必要です。
万が一、コピーが悪用された場合、不正利用につながる恐れもあります。特にSNSやクラウドサービスにアップロードするのは避けましょう。
なぜ職場は表面の提出を求めるのか
会社によっては、キャッシュカードが本人名義であることを二重に確認するため、表面のコピーを求める場合があります。また、カードに表示されたロゴ(例:Visaデビットなど)で金融機関を判別しやすくする目的もあります。
ただし、これが給与振込の必須条件というわけではなく、裏面のみで対応できる場合もあるため、提出前に担当者に理由を確認するのが望ましいです。
表面コピーを安全に提出する方法
万が一、表面のコピーを提出する必要がある場合は、以下のような対策を講じると安心です。
- コピーや写真の「カード番号の一部」を黒く塗りつぶす(例:先頭6桁・末尾4桁だけ表示)
- セキュリティコード(CVV)が書かれている場合は完全に隠す
- 「給与口座提出用」などと書いた紙を添えることで、悪用防止の意思を示す
上記のような対応をすれば、必要な情報だけを伝えながら、リスクを最小限にできます。
不安な場合の対処法
どうしても提出が不安な場合は、以下の対応を検討しましょう。
- 給与振込は別の口座(デビット機能のないもの)に変更する
- 表面提出の必要性を人事担当に丁寧に相談し、裏面のみで済ませられないか確認する
- どうしても不安が残る場合は、カードの再発行も検討する(番号が変わるため安全)
不安を放置せず、相談や確認をしっかり行うことが大切です。
まとめ:リスクはあるが対策で安全に対応できる
給与振込におけるキャッシュカード表面の提出は、本人確認のために求められる場合がありますが、必ずしも必要ではありません。もし提出する場合は、重要情報をマスキングしたり、限定的にコピーを使うことで、不正利用のリスクを最小限に抑えることができます。
大切なのは、不明点があれば担当者にきちんと確認し、自分が安心できる形で対応することです。
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