Wise(旧TransferWise)のカードを作ったものの、日本の銀行口座との紐付けに悩む方も少なくありません。特に三菱UFJ銀行など、日本国内の銀行との連携についての情報は限られており、戸惑う方も多いはずです。この記事では、Wiseと日本の銀行口座をどう連携させるか、またWiseカードを一時的なデビットカードとして活用する方法を詳しく解説します。
Wiseカードとは?国内のクレジットカードやデビットカードとどう違う?
Wiseカードは、多通貨対応のデビットカードであり、海外での使用に強みを持っています。クレジットカードと違い、チャージした残高の範囲でしか利用できないプリペイド方式で、利用者がWiseアカウントに入金した金額だけを使用可能です。
日本国内でもVisaやMastercardが使える場所であれば基本的に利用でき、現地通貨に自動両替される点が大きな特徴です。海外旅行や短期滞在の間の一時的な決済手段として便利です。
Wiseに日本の銀行口座(例:三菱UFJ)を登録・連携できる?
結論から言うと、Wiseアカウントに日本の銀行口座を登録することは可能です。三菱UFJ銀行をはじめとするメガバンクや地方銀行にも対応しています。登録後は、Wise口座へ日本円で入金(送金)したり、Wiseから銀行口座へ出金することができます。
ただし、Wiseは日本の銀行口座を「チャージ元」として即時利用するのではなく、銀行からWiseへの送金という形式をとります。ゆえに、チャージの際は、指定された振込先(Wiseの日本円受取口座)へ自分で送金する必要があります。
日本の銀行口座とWiseの連携手順(三菱UFJを例に)
1. Wiseアカウントにログインし、「残高の追加」もしくは「チャージ」を選択
2. 通貨に「日本円(JPY)」を指定
3. 振込方法として「銀行振込(Bank Transfer)」を選ぶと、Wise指定の銀行口座情報(振込先)が表示されます
4. 三菱UFJダイレクトなどから、その振込先へ自分名義で送金
この送金が確認されると、Wise残高に反映され、Wiseカードで使用可能になります。
Wiseカードを一時的な海外用デビットカードとして使う方法
海外に銀行口座をまだ持っていない状況でも、Wiseカードは非常に便利です。たとえばワーキングホリデーや留学、駐在直後など、現地銀行口座が開設できるまでの間の「つなぎ」として使えます。
使い方は、日本の銀行口座からWiseにチャージし、その残高を使って現地でカード決済やATM引き出しを行うだけです。為替レートがリアルタイムに近く、手数料も明確なので、他の国際送金手段よりもコストパフォーマンスが高いです。
注意点と安全に使うためのポイント
Wiseを利用する際は、以下の点に注意しましょう。
- 日本からの送金は原則として銀行振込になるため、即時反映されるわけではない
- カード利用限度額やATM引き出し制限がある(設定変更はアプリから可能)
- 為替変動によってチャージ後の価値が変わる可能性がある
また、Wiseのスマホアプリではリアルタイムで残高確認や為替レートのチェックが可能なので、常に確認しながら使うことをおすすめします。
まとめ:Wiseと日本の銀行の併用で海外生活をスマートに
Wiseカードは、海外渡航前や現地での銀行口座が用意できるまでの間に、非常に便利な金融ツールです。三菱UFJ銀行をはじめとした日本の銀行口座と連携させておけば、日本円をWiseにチャージしてすぐに海外で利用できます。
特に海外での生活を始めたばかりの方にとって、Wiseは「手軽・速い・安い」の三拍子が揃ったデジタル金融サービスです。正しい使い方を身に付けて、賢く資金管理をしていきましょう。
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