任意整理中でもキャッシング返済を早く進めたいあなたへ──イオンカードの返済対応策と注意点

クレジットカード

任意整理を弁護士に依頼すると、債権者(カード会社など)とのやり取りは弁護士に一任され、本人による直接の返済や交渉が制限されることがあります。しかし「早く返済したい」「任意整理中でも返済可能な方法はないのか」と悩む方も少なくありません。今回は、イオンカードのキャッシングリボ返済を早期に進めたい方に向けて、現実的な対応方法と注意点を解説します。

任意整理中の返済状況の基本理解

任意整理とは、弁護士や司法書士が債権者と交渉して、返済条件の見直し(利息の免除や分割返済)を行う手続きです。手続きが開始されると、原則として債権者への直接返済や連絡は控える必要があります。

これは、弁護士が正式に「受任通知」を出しているためで、債権者も本人からの返済を一切受け付けない場合があります。イオン銀行が「弁護士に相談してください」と言うのはそのためです。

早期返済を希望する場合の選択肢

任意整理中であっても、「早く完済したい」という意思を伝えれば、弁護士が債権者に確認したうえで、繰上返済や一括返済が可能になることがあります。まずは担当の弁護士に「早期返済したい」と具体的に相談しましょう。

たとえば、リボ残高30万円に対し、一括で返済可能な場合、交渉がまとまれば返済期間を大幅に短縮でき、信用情報の回復にも近づきます。

返済資金の送金方法について

カード利用が停止されている場合、ATMやインターネットバンキングでの返済は不可能です。しかし、任意整理により指定された口座(例えば債権者の管理口座)に直接振込をする形で返済を進めることができます。

この振込方法についても、弁護士から正式に指示されるため、勝手に入金せず必ず確認を取りましょう。入金タイミングや金額の記録も残しておくことが重要です。

分割返済中でも繰上返済は可能か?

任意整理後の分割返済スケジュールが設定されていても、繰上返済(例:月1万円返済中だが、今月は3万円支払いたい)に対応しているケースがあります。これも弁護士と相談し、対応可否を確認しましょう。

場合によっては、毎月の返済額そのものを再交渉して柔軟なプランにすることも可能です。収入や生活状況の変化があれば、早めに共有することが大切です。

信用情報と今後の影響

任意整理中の返済行動は、信用情報機関(CICやJICCなど)に記録され、5年間はローンやクレジットの審査に影響します。ただし、約束通り返済を継続・完済することで、将来の信用回復にも繋がります。

逆に、自己判断で支払を止めたり無断で支払うことは、整理手続きの信用性を損なうため避けましょう。信用回復の第一歩は、計画に沿って着実に返済することです。

まとめ:まずは弁護士と連携し、正しい手順で早期返済を

任意整理中のキャッシング返済を早めたいと考える場合、最優先すべきは担当弁護士との連携です。ATMやネットから返済できなくても、正しいルートを踏めば早期返済は可能です。

焦らず、しかし意志を明確に伝えることが重要です。「返したいのに返せない」という状況でも、専門家の助言に従えば道は開けます。完済を目指して、前向きに一歩ずつ進めていきましょう。

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