中古戸建てに引っ越してオール電化にするなら、電力プラン選びは生活費に直結します。今回は、中部電力の「スマートライフプラン」と「従量電灯B」を、生活リズムに合わせて比較・検討できる内容でお届けします。
スマートライフプランとは?
スマートライフプランはナイトタイム(夜間)の電力量料金が大幅に割安な時間帯別プランです。例えば22時〜翌8時に安くなる「レギュラータイプ」や、朝型・夜型の生活に合わせた「朝とく」「夜とく」などから選べます[参照]。
夜間や早朝に家電を使うことが多いオール電化住宅やエコキュート利用家庭に特に適しています。
従量電灯Bの特徴
従量電灯Bは一般家庭向けの標準プランで、日中でも夜間でも使った分だけ段階的に料金が上がっていく仕組みです[参照]。
日中に割高になることがなく、家族構成や在宅時間が安定している家庭に向いています。
どちらが得か?シミュレーションのポイント
生活時間帯を把握し、日中と夜間の使用比率を見極めるのが重要です。
例:夜間の使用が全体の6割以上ならスマートライフプランの方が割安、逆に日中に多く使うなら従量電灯Bの方が節約しやすい可能性があります[参照]。
オール電化で洗濯や湯沸しを夜間にまとめたい家庭に向く理由
夜間に家事(洗濯機、エコキュートなど)を集中すれば、ナイトタイムの安さを活かせます。
例えばエコキュートで夜間にお湯を沸かし、日中の使用を抑える生活リズムにシフトすれば、月々の電気代が大きく減る可能性があります。
注意点−日中の電気使用が多いと逆に高くなる
スマートライフプランは昼間料金が従量電灯Bよりも1kWhあたり10~18円高く設定されているため、日中に家電を多用すると、かえって割高になってしまうリスクがあります[参照]。
切り替え前には必ず使用シミュレーションを行い、照らし合わせることが大切です。
新電力との比較も忘れずに
スマートライフプランは新電力と比べると基本料金が割高という意見もあります。
月300kWh以上使用する家庭では割安になるケースもありますが、使用量が少ない場合は他社の方がトータルコストで有利になる可能性があります[参照]。
まとめ
中古戸建てオール電化+夜間中心の家事スタイルの家庭では、時間帯別料金を活かせるスマートライフプランが魅力的です。
ただし、日中の利用が多ければ標準プランの従量電灯Bの方が無難な選択になることもあります。
まずは電気使用量の時間帯別割合を把握し、プランごとの料金単価を元に試算して、自分に合ったプランを選びましょう。
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