クレジットカードの更新が見送られると、「もう同じブランドのカードは作れないのか?」という不安を抱く方も少なくありません。特にJCBカードは日本発の国際ブランドであり、利用範囲も広いため、再取得を希望する人も多いでしょう。この記事では、銀行系JCBカードの更新見送り後に、他のJCBカードを取得できる可能性や審査のポイントについて解説します。
銀行発行のJCBカード更新が見送りになる理由とは?
カード会社が更新を見送る理由は、必ずしも「延滞」などの信用問題だけとは限りません。以下のような要素も影響します。
- 収入や年齢などの属性変化(例:定年退職)
- 利用額の減少や利用頻度の少なさ
- 銀行の提携カード戦略の見直し
特に60歳を超えた後は、勤務状況の変化や収入の安定性などが評価基準に入るため、慎重な判断がされるケースがあります。
他社のJCBカードは発行できるのか?
JCBは「国際ブランド」であり、発行元(イシュアー)が異なれば審査基準も異なります。たとえば、三井住友カードが発行するJCBブランドのカードや、セディナ、ライフカードなど信販系のJCBカードであれば、銀行系とは異なる判断がされる可能性があります。
実際、銀行系JCBカードは更新されなかったものの、信販系のJCBカードは審査通過したという実例も複数報告されています。
年齢が審査に与える影響と対処法
60歳を超えると審査に不利になるという印象を持たれる方もいますが、決して年齢だけが審査結果を左右するわけではありません。以下のような対処が有効です。
- 年金受給者であっても「安定収入」としてアピール可能
- クレジットヒストリー(クレヒス)に延滞がないことを強調
- 現在保有している他社カードの利用実績を示す
また、同居の配偶者の収入を合算できる「配偶者年収記入可」の申込フォームを利用するのも有効な手段です。
JCBブランドのカードでも審査基準は千差万別
JCBブランドのカードは以下のように分かれています。
- JCB本体が発行するプロパーカード(例:JCB一般カード)
- 銀行や信販会社などが発行する提携JCBカード
それぞれの審査基準や年齢層の想定ターゲットは異なるため、1枚がダメだったからといって他も不可というわけではありません。特に信販系や流通系のJCBカードは発行の間口が広くなっている傾向にあります。
信販系マスターカードが通過しているならチャンスあり
質問者が信販系マスターカード(利用枠50万円)を発行できている事実は、大きなポジティブ材料です。これは信用情報機関におけるスコアも一定の水準で保たれている可能性を示しています。
JCBブランドの提携カードを取り扱っている信販会社(例:セゾン、オリコ、エポス)などに申し込む際も、過去のクレヒスと同様に評価されるため、十分に審査通過の余地があります。
まとめ:更新見送りは終わりではない。他社カードで再スタート可能
JCBカードの更新見送りは一見ショックに感じるかもしれませんが、それはあくまで「その発行会社の判断」であって、JCBブランドすべてがNGという意味ではありません。
信販系カード会社やプロパーカードなど、視野を広げて申し込むことで再びJCBカードを保有することは十分可能です。過去の信用履歴を大切にしながら、自分に合ったカードを見つけましょう。
コメント