PayPalアカウントを解約したあと、住所や氏名、電話番号といった個人情報がどう扱われるのか不安に感じる方も多いでしょう。特に「自動で削除されるのか」「申請が必要なのか」など、明確な情報が少ないと疑問が残ります。本記事では、PayPal解約後の個人情報の取り扱いについて、わかりやすく解説します。
PayPalの個人情報の取り扱いに関する基本方針
PayPalは国際的な金融サービスとして、個人情報の保護を法的に求められています。欧州GDPRや日本の個人情報保護法などに準拠し、退会後も一定期間はデータを保存することがあるとしています。
これは主に不正利用やトラブル対応、法令上の義務のためであり、ユーザーの任意で削除できる情報とは異なる場合があります。
解約後に個人情報は削除されるのか?
PayPalのヘルプによれば、アカウントを解約しても、一定期間個人情報は保持されると明記されています。これは、法的な義務や不正行為の調査対応のためであり、削除までには数カ月以上を要することもあります。
ただし、PayPalは「保持の必要がなくなり次第、適切に削除する」と説明しており、ユーザー側で明確な申請を行えば、優先的な処理対象になる場合もあります。
削除申請は必要?何もしないと残るのか?
基本的には削除申請をしなくても、PayPal側の規定に従って適切なタイミングで削除されますが、早期の削除を希望する場合は、問い合わせフォームから個人情報削除をリクエストすることが推奨されます。
問い合わせ先:[PayPalお問い合わせページ]
問い合わせの際に伝えるべき情報
- 氏名(登録時の情報)
- メールアドレス
- 削除希望の内容(例:「全ての個人情報の削除を希望」など)
- 解約済みであることの明記
問い合わせ内容は英語または日本語で問題ありませんが、できるだけ簡潔かつ具体的に書くのがコツです。
保持期間の目安と法的根拠
PayPalは公式には保持期間を明記していませんが、一般的な金融機関では5年〜7年間の保存が多く、税務調査や不正対策などに備える必要があります。
たとえば、米国の法律(Bank Secrecy Act)では金融取引履歴は最大7年保存義務があります。日本においても同様に「取引記録の保管義務」が定められており、アカウント解約直後の即時削除は現実的ではないのです。
まとめ:放置でも削除はされるが、気になるなら申請を
PayPalアカウントを解約しても、個人情報は一定期間保持され、その後に削除される仕組みになっています。安心して使えるような体制ではあるものの、どうしても不安な方は、お問い合わせフォームから削除申請を行うことが最も確実です。
「勝手に残っているのでは」と心配する必要はありませんが、早く削除したい場合は行動しましょう。
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