自動車の購入を検討する際、頼りになるのが銀行のマイカーローン。常陽銀行でも、WEBから仮審査を申し込み、審査通過後に本審査へ進むという流れが一般的です。しかし「仮審査で記入した年収と実際の年収に多少の差があった場合、本審査で落ちてしまうのではないか?」と不安になる方もいるでしょう。本記事では、そうしたケースが本審査にどう影響するのかを解説しつつ、年収記載のポイントや落ちた場合の対処法まで詳しくご紹介します。
常陽銀行マイカーローンの審査の流れ
常陽銀行のマイカーローンは、まず仮審査(事前審査)で申込者の基本情報や年収、勤務先などを基にスコアリングが行われます。仮審査通過後に正式な本審査に進み、収入証明書などの提出資料と照合して最終判断が下されます。
本審査では、年収・勤続年数・他社借入の状況・信用情報などを総合的に確認されるため、仮審査よりも厳密なチェックが行われるのが一般的です。
仮審査の年収と実際の年収に差があった場合
よくあるのが、仮審査で年収を「切りの良い数字」で記入してしまうケース。たとえば、実際の年収が338万円程度なのに、「350万円」と入力したといった具合です。
この程度の差(10万円〜15万円程度)であれば、多くの場合は大きな問題とは見なされません。というのも、金融機関側もある程度の「誤差」を想定したうえで審査を行っているためです。
しかし、仮審査での記載と本審査での証明資料が大きく乖離している場合(例:350万円→300万円など)は、虚偽申告と見なされるリスクもあるため注意が必要です。
本審査での収入確認書類について
常陽銀行のマイカーローン本審査では、以下のいずれかの収入証明書類の提出が求められます。
- 源泉徴収票(前年分)
- 住民税決定通知書
- 所得証明書
- 直近の給与明細(2〜3ヶ月分)+賞与明細
これらの書類に記載された金額と仮審査時の申告内容が一致しているかを確認されます。数万円程度の差は許容範囲ですが、20万円以上の差があると再審査になる可能性もあります。
審査に影響を与えるその他の要因
年収の誤差以外にも、以下のような点が本審査の合否に影響を与えることがあります。
- 勤続年数(短期間だと信用が低くなる可能性)
- 他社からの借入金額や件数
- 信用情報に延滞や事故情報がないか
- 申込金額と返済比率(年収に対して無理のない借入額か)
たとえば、年収340万円の方が150万円のローンを希望する場合、返済比率はおおよそ40%未満となり、一般的な基準内とされます。
本審査に落ちた場合の対処法
もし本審査に落ちてしまった場合も、すぐに諦める必要はありません。以下のような対策を検討しましょう。
- 借入希望額を下げて再申請する
- 別の金融機関(地銀・ネット銀行・信販会社)での申込を検討する
- 年収や借入状況に応じた「所得証明不要ローン」などを利用する
また、仮審査から3〜6ヶ月間のうちに複数の申し込みをすると信用情報に記録が残るため、タイミングを見ながら慎重に再申請するのがおすすめです。
まとめ:年収の多少の誤差で落ちる可能性は低いが、正確に記載を
常陽銀行のマイカーローンでは、仮審査時に申告した年収と実際の収入が12万円前後ずれていても、本審査に致命的な影響を与える可能性は低いと考えられます。ただし、故意に大きく誤った年収を記載したと判断されれば、審査に不利になることもあります。
できるだけ正確な情報を提出し、必要書類を揃えて本審査に臨みましょう。不安な場合は、事前に銀行の担当者に相談しておくのも安心につながります。
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