本業と副業を両立しながら貯蓄や投資にも取り組む女性が増えています。特に30代後半は将来設計において重要な時期。この記事では、年間収支や支出構造、資産配分を踏まえながら、より健全で効率的な家計管理のヒントを紹介します。
現在の家計状況を把握する
手取り月収は本業185,000円+副業70,000〜120,000円で、年間収入は約3,480,000円〜3,960,000円。さらにボーナス収入が事務職・パート合わせて980,000円あるため、合計年収は最大で約4,940,000円と堅実です。
支出面では、固定費が比較的抑えられており、住居費(家賃30,000円)や通信費(約5,800円)など、生活コストは低水準に抑えられています。
年間支出と貯蓄可能額を計算
月々の支出合計(平均)は約162,000円〜185,000円。年間ではおおよそ2,000,000円〜2,220,000円程度になります。
年支出(家財保険・車検・税金・旅費等)合計は約528,500円程度。年間収入から月・年の支出を差し引いても、年間1,500,000円近く貯蓄できるポテンシャルがあります。
現時点の資産構成をチェック
現金預金:7,000,000円
積立NISA(投資額1,660,000円):評価額2,500,000円(利益51%)
リスク資産と安全資産のバランスはおおむね健全で、資産の約74%が現金、26%が投資です。もう少し投資に振り分けてもよいかもしれませんが、生活防衛資金が十分確保されている点は大きな強みです。
見直しが可能な支出項目
- 交際費:月30,000円とやや高め。予算を設けてコントロールするだけで年間数万円の節約に。
- 医療費:歯科・皮膚科で10,000円とあるが、保険適用内容や定期検診の見直しで削減可能か検討を。
- イベント費:年200,000円はメリハリのある使い方を意識し、計画的に積み立てを。
今後の家計戦略と投資の活用
・積立NISAの枠は年40万円(2024年まで)。新NISA制度(2024年〜)も活用して非課税枠を最大限利用するのがおすすめです。
・保険の内容も定期的に見直しましょう。特に医療保険と生命保険は、保障と保険料のバランスを点検する価値があります。
・副業収入の変動が大きいため、収入の下振れ時に対応できるよう、固定費をもう一段階下げる準備も大切です。
まとめ:この家計は非常に優秀!だが改善余地もあり
堅実な支出管理と高い貯蓄率に加え、すでに資産運用も進めている点から見て、この家計は非常にバランスが取れています。今後は投資拡大と定期的な支出見直しを行うことで、さらに安心感のある資産形成が可能です。
定期的な家計チェックを継続しつつ、自分の価値観に合ったお金の使い方を見つけていきましょう。
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