デビットカードを利用していて「身に覚えのない海外利用があった」と表示されると、不安を感じるのは当然です。特に、MUFGなど信頼性の高い銀行のカードでも、少額の引き落としであってもそのまま放置するのは危険です。本記事では、MUFGのデビットカード利用明細に表示された海外利用について、原因の可能性と正しい対処法をわかりやすく解説します。
「海外利用」と表示される原因とは?
MUFGデビットカードにおける「海外利用」の表示は、実際に海外でカードを使った場合に限らず、海外に拠点を持つサービスの決済でも表示されることがあります。
たとえば以下のようなケースがあります。
- サブスクリプションサービス(Netflix、Spotify、Adobeなど)
- アプリストア(App StoreやGoogle Play)経由の決済
- 海外資本の通販サイトや決済代行業者(PayPalなど)
このような取引では、実際には日本国内で利用していても「海外利用」と表記されることがあります。
少額でも「不正利用」の可能性を疑うべき理由
たとえ引き落とし金額が数十円〜数百円程度であっても、見に覚えのない利用があった場合は、クレジットカード詐欺のテスト決済である可能性があります。
犯罪者がカード情報を不正に入手し、まずは小額で使えるかを試す「トライアルチャージ」はよくある手口です。この段階で気づかずに放置すると、後日高額な決済が行われることもあります。
今すぐできる対処ステップ
MUFGデビットカードで不審な引き落としがあった場合、以下の行動を速やかに取りましょう。
- 明細内容を確認し、利用店舗名や金額を記録する
- 家族や自分の過去の利用を再確認(サブスク含む)
- MUFGデビット専用ダイヤル(0120-107-542)に連絡
- 必要に応じてカードを一時利用停止または再発行
MUFGでは、不正利用が疑われる場合の調査申請も受け付けており、調査結果によって返金されるケースもあります。
万が一の被害を防ぐ予防策
不正利用を未然に防ぐには、次のような習慣も大切です。
- 明細を定期的にチェックする(月1回以上が理想)
- 海外利用設定を一時的にオフにしておく(アプリやeバンキングで可能)
- 不要な登録済みサブスクやECサイトの決済情報を削除
- 公共Wi-Fiでの決済は避ける
また、万が一のために「利用通知メール」や「即時通知機能」をオンにしておくと、不正にすぐ気付けます。
まとめ:少額でも放置せず、必ず確認・連絡を
MUFGデビットカードの「海外利用」の表記が、実際の海外取引ではないケースもありますが、見覚えがない場合は、少額でも注意が必要です。不正利用の初期兆候を見逃すと被害が拡大する恐れがあります。
気になったら迷わずカード会社へ連絡し、カードの利用停止や調査依頼を行いましょう。日頃からの明細チェックと設定の見直しが、安心してキャッシュレス生活を送る第一歩です。
コメント