三菱UFJ銀行から届いた「外国送金 本支店間外貨送金計算書(被仕向送金)」の意味と具体的な事例

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突然、三菱UFJ銀行から「外国送金 本支店間外貨送金計算書(被仕向送金)」という通知が届くと、多くの方は「これは何?」「誰から送金されたの?」と戸惑うかもしれません。本記事では、この通知が何を意味し、どのようなケースで発生するのか、実際の事例を交えてわかりやすく解説します。

「被仕向送金」とは?

「被仕向送金(ひしむけそうきん)」とは、外国や外国支店などから受け取る国際送金のことです。つまり、「誰かが海外からあなたの口座にお金を送った」という状況を指します。

この通知に記載されている「本支店間外貨送金」は、三菱UFJ銀行の海外拠点(例:ニューヨーク支店)から日本国内支店(例:渋谷支店)に送金されたことを意味しています。

どんなケースで通知が届くのか?

この通知は、以下のような状況で届くことがあります。

  • 海外に住む親族からの生活費・仕送り
  • 海外企業からの売上や報酬の振込
  • 外貨建ての投資口座からの送金(FX・証券取引)
  • 自分自身が海外支店口座から日本口座に資金移動した場合

特に、三菱UFJ銀行の海外支店に外貨口座を持っていて、そこから国内口座へ資金を移した場合は、まさに「本支店間送金」に該当します。

具体的な事例①:駐在員が日本に資金を戻す

たとえば、アメリカに駐在しているビジネスパーソンが、給与を三菱UFJニューヨーク支店で受け取り、家族の生活費として日本の支店へ送金した場合、今回のような通知が日本の受取人口座宛に届きます。

この送金には為替手数料や外貨から円への換算レートも関係してくるため、金額が異なる場合もあります。

具体的な事例②:海外ECサイトの売上振込

副業などで海外ECプラットフォーム(例:Etsy, eBay)で販売を行っている方が、売上金を三菱UFJの日本口座に送金した場合も同様に通知が届きます。この際、送金元名義が「Etsy Payout Services LLC」など企業名になっている場合があります。

一部のケースでは「送金目的の確認」や「本人確認書類の提出」が必要になることもあるため、通知が届いた際は内容をよく確認しましょう。

外国送金計算書に記載されている情報の見方

通知には以下のような情報が記載されています。

  • 受取日・入金日
  • 送金元名義と銀行名
  • 通貨種別(USD、EURなど)と金額
  • 為替レート・円換算金額
  • 手数料が差し引かれている場合、その内訳

送金人が不明な場合は、三菱UFJ銀行のカスタマーサポートに連絡すれば、詳細情報の照会も可能です。

詐欺や不審な送金の可能性は?

まれに、海外からの不審な送金(マネーロンダリングなど)が行われている可能性もゼロではありません。ただし、三菱UFJ銀行は厳格な送金審査を行っており、身元確認が取れていない送金はブロックされます。

心当たりがない場合は、送金元の情報を確認し、不審な点があればすぐに銀行へ問い合わせるようにしましょう。

まとめ:通知の内容を確認し、必要に応じて問い合わせを

「外国送金 本支店間外貨送金計算書(被仕向送金)」は、海外からの正当な送金であることが多く、焦る必要はありません。ただし、送金元や金額に不明点があれば、三菱UFJ銀行へ確認することで安心できます。

家族・ビジネス・投資など、送金理由によっては税務上の処理が必要になる場合もあるため、資金の出所はできるだけ明確にしておきましょう。

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