高額な海外の買い物や取引を行う際、クレジットカードの決済手数料(通常2〜3%)は見逃せないコストです。たとえば3,000ドル(約45万円)なら、3%で約13,000円が手数料として発生します。こうした無駄を避けるため、送金サービスを活用する人が増えています。本記事では、手数料を抑えるために使える低コストな海外送金サービスと、初めての利用でも失敗しないための注意点を解説します。
クレジットカード手数料と海外送金のコスト比較
クレジットカードでの外貨建て決済は便利ですが、3%前後の為替手数料が発生します。たとえばUSD決済なら、1ドルあたり3円前後のコストがかかります。
一方、海外送金は送金手数料と為替手数料の合計でコストが決まり、サービスによってはトータル1%以下に抑えることも可能です。結果として、数千円〜1万円以上の節約になることもあります。
手数料が安いおすすめ海外送金サービス3選
- Wise(旧TransferWise)
リアルタイム為替レートを採用し、手数料は0.5〜1.0%程度と非常に安価。日本からの送金にも対応。
公式サイト - 楽天銀行 海外送金サービス
送金手数料750円〜で、固定レート式。現地受取銀行の手数料が別途かかる場合あり。 - Revolut
多通貨口座対応で、為替手数料ゼロ円のタイミングがある(月の無料枠内)。ただし海外送金手数料は場合により発生。
上記サービスはすべてスマホやPCから手軽に送金手続きができ、レートや手数料も明瞭です。
海外送金の際に注意すべきポイント
- 受取人情報の入力ミス:英語表記での氏名、住所、SWIFTコードの間違いは送金エラーや返金の原因になります。
- 送金先の銀行手数料:送金先で受け取り時に手数料が引かれるケースもあるため、事前確認が必須です。
- 送金先国の規制:一部の国では規制により受け取りに制限がある場合があります。
初回は少額で試してから、本格的な送金を行うと安心です。
手続きの流れと初心者向けおすすめパターン
最も手軽なのはWiseの利用です。以下が基本的な流れです。
- Wiseの無料アカウントを作成
- 送金金額と通貨、受取人情報を入力
- 日本の銀行口座からWise口座へ振込(またはクレカ)
- Wiseが為替換算し、現地通貨で受取人に送金
おおむね1〜2営業日で着金し、送金状況もリアルタイムで確認できます。
為替レートにも注意!見えないコストを見逃さない
銀行による送金では「TTS(電信売相場)」と呼ばれる為替レートが使われ、実勢レートより1円以上不利なケースもあります。Wiseなどは実勢レート(ミッドマーケットレート)を使っており、その差は大きな節約になります。
例:1ドル=150円の時、銀行TTSは151.5円、Wiseは149.9円 → 送金額3,000ドルで約5,000円の差
まとめ:Wiseが最もコストパフォーマンスに優れる選択肢
3,000ドル規模の海外送金であれば、Wiseがもっとも手数料が安く、安心して使えるサービスとしておすすめです。クレジットカードの3%手数料を回避し、最大1万円近く節約できる可能性があります。
送金時は必ず受取人情報を正確に入力し、念のため少額で試してから本送金をすることを強く推奨します。
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