無職から8月15日から派遣社員として社会保険に加入予定の場合、国民健康保険(国保)の脱退タイミングによって二重払いを避けられるか不安になります。実際にどうすればいいのか、具体例を交えてわかりやすく整理しました。
国保と社会保険の加入・脱退は月単位
国保も社会保険も加入・脱退は、いつの加入・脱退申請をしても“その月いっぱい”が対象です。
例えば、8月15日から社会保険加入の申請をしても、加入期間は8月1日〜31日とみなされ、保険料も丸ごと1ヶ月分が発生します。
国保は何日に脱退申請すべき?
同じように国保の脱退申請日も、その月の末日まで加入と扱われるため、8月14日に脱退するとしても8月分は丸々保険料が発生します。
したがって、8月14日に脱退しても8月分の社会保険と国保の両方を支払う必要があり、二重払いは避けられません。
二重払いを避けるには?
二重払いを防ぐには、次の方法があります。
- ③7月末で国保脱退して8月1日から無保険にする:8/1〜14は無保険期間になりますが、二重払いは避けられます。
ただし、無保険期間が発生することで、万が一の医療費や診察が必要になった際に自己負担が高くなる点に注意が必要です。
無保険期間のリスクとは?
無保険期間中に医療機関を利用すると、国民健康保険が適用されないため、すべて自費負担となります。
ただし、1年以上続いていれば「資格喪失後6ヶ月以内」の特定療養費・高額療養費の対象にはなります。
まとめとおすすめの手順
以下に比較結果をまとめました。
ケース | 国保 | 社会保険 | 二重払い | 無保険 |
---|---|---|---|---|
8/14脱退申請 | 8月分発生 | 8月分発生 | あり | なし |
7/31脱退申請 | 7月分のみ | 8月分発生 | なし | 8/1〜14:無保険 |
👉二重払いを避けたいなら、7月末までに国保脱退申請し、8月1日から社会保険開始が理想。ただし無保険期間のリスクもあるため、医療費が心配な場合は国保を8月も継続する方法も検討しましょう。
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