保険 vs nisa・オルカン・外貨建て積立⋯賢い見直しと選ぶための完全ガイド

生命保険

0歳の赤ちゃんが産まれ、外貨建ての保険を複数契約中。しかもnisaやオルカン(全世界インデックス)での積立も始めたい。そんな複雑な状況には、冷静で多角的な視点からの整理と見直しが必要です。

①ユニットリンク/変額保険の仕組みと向き・不向き

ユニットリンクは生命保障と投資機能がセットになった商品で、株式・債券に連動しながら運用が可能です。[参照]

メリットは保障と運用の両立ですが、一方で手数料が高く、早期解約では元本割れリスクが大きいのも特徴です。特に10年未満の解約は損失が拡大しやすい点には注意が必要です。

②外貨建て個人年金(マニュライフ生命)の特徴と注意点

豪ドル建てなど外貨建て年金はドルコスト平均法で積立可能で、10年経過後は払い込み停止などの柔軟性もあり初心者向きと言えます。[参照]

ただし、解約控除や年金受取時の為替リスク、管理費用も発生しますから、10年以上継続する覚悟がない人は慎重に判断しましょう。

③nisa・オルカンと比較して何が違う?

nisa(つみたてnisa含む)は税制優遇のある非課税投資枠で、インデックスファンド(オルカンなど)を低コストで分散投資できます。

ユニットリンクと比較すると、手数料が格段に低く、透明性と流動性も高いため、長期で資産形成するならnisa+インデックスの方がコスパは良い傾向にあります。

④解約検討のポイントと優先順位

クーリングオフなら解除可能期間に入っている今が判断のタイミングです。

  • 保障か投資か目的を明確化:今の目的が「保障」であれば必要ですが、「投資」であればnisaの方が適しています。
  • 手数料負担を試算:ユニットリンクや外貨積立は継続期間の途中で手数料が資産を削るケースが多いためシミュレーションが重要。
  • ライフプランとの整合性:「子どもの教育費までの期間」「老後見通し」などを踏まえて、10年以上保持できるか検討。

⑤おすすめの整理ステップ

以下の順で進めると視界がクリアになります。

  1. 契約内容と手数料、解約控除額を正確に把握する
  2. 運用目的(保障重視/資産形成重視)を改めて明確にする
  3. nisa・オルカンの年利や長期シミュレーションと比較する
  4. 保障が必要なら必要額を保険で賄い、投資枠はnisaへ移行する
  5. クーリングオフ期限ギリギリなら、優先順位が低いものから解約検討

まとめ:保障と投資は切り分けて、本来の目的に合った選択を

ユニットリンクや外貨建て積立は使い方次第では強力ですが、投資目的ならnisa+低コストインデックスファンドの方が効率が良いケースが多いと言えます。

まずは「保障目的か」「資産形成目的か」を明確化し、それに応じて:①保障が必要な金額の見直し → ②その余剰金をnisaなどで運用、という「切り分け戦略」が最も合理的です。クーリングオフは期限内をしっかり活用してください。

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