高額な車の購入ではオートローンの利用が一般的ですが、返済期間が長期に及ぶ場合、利息の差が大きくなることも。本記事では「1,200万円を120回(10年)均等払い」で借りた場合の総支払額や利息の目安を金利別に試算し、オートローン選びの参考になるよう解説します。
想定条件と前提
今回は以下の条件で試算しています。
- 借入金額:1,200万円
- 返済回数:120回(10年間)
- 返済方法:元利均等方式
- 金利:1.9%、3.5%、5.0%の3パターン
実際の金利はディーラーローン・銀行ローン・信販会社などにより異なるため、目安としてご覧ください。
金利ごとの返済シミュレーション
年利 | 月々の支払額 | 支払い総額 | 総利息 |
---|---|---|---|
1.9% | 109,879円 | 13,185,547円 | 1,185,547円 |
3.5% | 118,663円 | 14,239,564円 | 2,239,564円 |
5.0% | 127,278円 | 15,273,434円 | 3,273,434円 |
金利が1.9%から5.0%に上がると、利息の負担は約3倍に増加します。
月々の支払いイメージ
1.9%:月約11万円。比較的低負担で安定返済可能。
3.5%:月約11.9万円。少し負担が大きくなるが、一般的なディーラーローン水準。
5.0%:月約12.7万円。信販系や低信用ローンの場合などに相当。
利息負担を抑えるポイント
- 頭金をできるだけ多く入れる
- 返済期間を短く設定する(例:60〜84回)
- ディーラーローンではなく、銀行系の低金利ローンを選ぶ
- 金利優遇キャンペーンを活用する
例:頭金300万円を入れて借入額を900万円にすれば、利息総額も比例して大幅に削減できます。
まとめ
オートローンで1,200万円を120回均等払いすると、金利1.9%で約1,180,000円、5.0%なら3,270,000円以上の利息がかかることがわかります。
返済計画を立てる際は、金利の差が数百万円にもなることを意識し、条件をしっかり比較することが重要です。
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