クレジットカードの管理では、Webとアプリで表示される「利用残高」と「支払合計額」が異なって見えることがあります。特に三菱UFJカードを使っていると、金額のズレが不安に感じられることも。この記事では、なぜ差が出るのか、どのように確認すればよいのかを詳しく解説します。
「利用残高」と「支払合計額」の違いとは?
まず基本的な用語の違いを押さえておきましょう。利用残高とは、カードで利用した金額の合計をリアルタイムで反映したものです。支払合計額は、締め日を迎えた後に請求が確定した金額です。
そのため、利用残高の方が多く表示されるのはよくあることで、支払合計額は月の締め日(例えば15日)以降に一度確定された金額のみを指します。
なぜ金額に差が出るのか?
金額の差は、以下のような理由で発生します。
- 締め日以降のカード利用がすでに「利用残高」に反映されている
- 一部の利用は加盟店からの請求確定が遅れており「仮計上」されている
- 分割払いやリボ払いの手数料が別途含まれている
例えば、締め日が15日で16日に1万円使った場合、この金額は次の請求分となり、支払合計額には反映されませんが、利用残高には表示されます。
締め日までにズレは解消される?
基本的に、締め日までに利用した金額は、すべて翌月の「支払合計額」に反映される仕組みです。よって、現在ズレがあるように見えても、時間の経過とともに整合します。
ただし、「利用履歴が加盟店からカード会社に送られてこない」という遅延もあるため、数日から1週間程度のラグは許容範囲です。
ズレを正確に確認する方法
以下の方法で、各金額の確認と追跡が可能です。
- 三菱UFJカードの「ウェブサービス」または「MUFGカードアプリ」で利用明細を確認
- 「利用日」「反映日」「確定日」の各項目をチェック
- アプリでは「未確定の利用額」が別項目として表示されることもある
特に大切なのは、「請求確定分」と「未確定利用」の区別を見ることです。請求予定金額の内訳も分かるので、支払の計画に役立ちます。
金額に違和感があるときの対処法
数週間待っても金額が合わない、もしくは二重請求のような形跡がある場合は、三菱UFJニコスお客さまセンターに連絡しましょう。利用明細の調査依頼や、支払方法の確認ができます。
また、カードの利用が多い月はこまめに「仮計上」や「確定処理」などの状態を意識しておくと混乱を避けやすくなります。
まとめ:焦らず確認、数日のラグは正常
三菱UFJカードの「利用残高」と「支払合計額」が異なるのは、反映タイミングや処理状況の違いによるものです。締め日前後では、特にズレが発生しやすいため、利用日と締め日の関係を意識しながら確認を行いましょう。
もし不明な点があれば、Web明細の「確定・未確定」区別をチェックし、それでも不明な場合はカスタマーサポートに連絡することで安心して管理できます。
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