デビットカードを利用してオンライン決済を行った際に、同じ金額が異なる表記で二度引き落とされていた場合、不正利用か、あるいは正当な再請求かを判断するのは不安になります。特に購入から時間が経過している場合や、カード明細に見慣れない表記があった場合は注意が必要です。
ユニバーサルミュージックストアでの決済の仕組み
ユニバーサルミュージックストアでは、注文時点で一時的に決済が行われ、その後商品が発送された段階で本決済が行われる仕組みになっていることがあります。特にデビットカードでは即時引き落としとなるため、「仮決済→キャンセル→本決済」という流れで一時的に二重引き落としに見えることもあります。
また、英語表記(例:「UNIVERSAL MUSIC」)とカタカナ表記(例:「ユニバーサルミュージック」)で別の加盟店名のように見える場合もありますが、システム上の表記差であることも多く、必ずしも不正利用とは限りません。
表記の違いによる誤解と実例
実際に報告されている例では、3月に「UNIVERSAL MUSIC JAPAN」で決済された取引が、数ヶ月後「ユニバーサルミュージックストア」として同額で再び表示されるケースがあります。これは同一店舗が異なる加盟店表記を使用していることによるものです。
一時的な二重請求に見えるケースでは、最初の取引が「仮押さえ」だった可能性が高く、後日自動で返金処理される場合もあります。
不正利用の可能性があるケースとは
しかしながら、以下のような場合は注意が必要です。
- 同額の取引が返金処理されることなく両方記録されている
- 購入履歴に記載のない商品や日付が請求されている
- 販売元に確認しても二重請求を認めない
このような場合は、不正利用の可能性もあるため、早急な対応が求められます。
すぐに行うべき対応ステップ
① デビットカードの取引履歴を詳細に確認
日付・金額・店舗名を確認し、怪しい取引が本当に重複しているかを精査します。
② 購入履歴をユニバーサルミュージックのマイページで確認
該当する注文が一つか、複数存在するかを確認しましょう。
③ カード会社(銀行)に状況を連絡
二重引き落としと思われる旨を伝えると、調査の上で返金手続きを案内してくれる場合があります。
④ ユニバーサルミュージックストアのカスタマーサポートに連絡
注文番号・引き落とし明細のスクショなどを添えて問い合わせると、正規の請求かどうか回答してくれます。
詐欺や不正利用が疑われる場合の最終手段
カード会社の調査で不正利用の可能性が高いと判断されれば、補償制度が適用される可能性もあります。対応が不十分な場合には、消費生活センター(188)や金融庁への相談も選択肢です。
また、カードの不正利用を防ぐため、オンライン決済時にはワンタイムカードや利用通知設定を活用することも有効です。
まとめ|二重請求か不正利用かは冷静に確認を
同じ金額が別の表記で2回引き落とされている場合でも、すぐに不正利用と決めつけず、まずは取引履歴や購入履歴を照合しましょう。明確な重複がある場合や、正規の請求先が不明な場合は、カード会社・販売元双方に確認を取り、早めに行動することが重要です。
焦らず、段階的に対処すれば、多くの場合は返金や解決に至ることができます。
コメント