「お金を振り込みたいので口座番号を教えて」と言われた経験はありませんか?SNSで一見親切そうに見えるメッセージの裏には、詐欺やトラブルの危険が潜んでいます。特にX(旧Twitter)などで軽い気持ちで投稿した言葉に反応してくる相手には十分注意が必要です。
なぜ口座番号を聞かれるのか?その意図とは
SNSで「振り込みたい」「支援したい」などと言われて口座番号を聞かれるのは、一見すると善意のように見えます。しかし、実際は以下のような悪用目的が考えられます。
- マネーロンダリングへの悪用:知らぬ間に犯罪資金の受け渡しに関与させられる
- 名義貸しの温床:あなたの口座が詐欺や犯罪の踏み台になる
- 個人情報の収集目的:氏名や金融機関情報が他の詐欺に使われる可能性
これらはすべて重大なトラブルに発展するリスクをはらんでいます。
「口座番号だけなら大丈夫」は大きな間違い
多くの人が誤解しているのが「口座番号だけなら問題ない」という考え方です。しかし、口座番号から金融機関・支店・名義人を特定する手口は、詐欺グループの間で常識になっています。
場合によっては、なりすましや不正送金に巻き込まれるケースもあり、最悪の場合、警察から事情聴取を受けたり口座凍結される事態にもつながりかねません。
SNSでの詐欺の手口とは?
最近では「プレゼント企画」「支援金」「投資の利益を分配したい」などの名目で金銭の受け渡しを持ちかけるアカウントが急増しています。
実例:Xで「お金ばらまき中」と投稿したアカウントに口座を教えたところ、数日後に別の詐欺に使われ、被害届が出されたというケースが報告されています。
他にも「副業案件」と偽って口座情報を入手し、勝手に送金された上でその口座を詐欺で使われるという手口も。
正しい対処法と安全のための行動
万が一、口座番号を伝えてしまった場合は、すぐに以下の対応を取ることが重要です。
- 該当相手との連絡をすべてブロック・削除
- 自分の銀行に連絡し、不審な動きがないか確認
- 必要があれば口座の凍結や変更を依頼
- 不安があれば警察や消費生活センターに相談
また、SNSでのやり取りでは個人情報は一切渡さないというルールを徹底しましょう。
まとめ:お金に関する話は甘くない!慎重な行動を
SNSで「お金を振り込む」と言われても、安易に口座番号を教えてはいけません。善意のように見える言葉の裏には、リスクが潜んでいる可能性があるからです。
「口座番号くらいなら…」という油断が、後々大きなトラブルにつながることも。自分の身と資産を守るために、どんな小さな情報も簡単に渡さない慎重さが必要です。
もし不安な事があれば、消費者庁の詐欺対策ページなど公的機関の情報を参考にしましょう。
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