クレジットカード選びにおいて、機能性だけでなく「ステータス」や「使い勝手」も重要な要素です。特に年間決済額が500万円を超えるような方にとっては、その選択が生活の質に大きな影響を与えます。この記事では、MBA(マリオット・ボンヴォイ・アメックス)、JCBゴールド、リクルートカードの3つを比較し、どんな人にどれが向いているのかを詳しく解説します。
MBA(マリオット・ボンヴォイ・アメックス)はホテル好き向け
MBAカードの最大の特徴は、マリオット系列ホテルでの特典と、年間150万円以上の決済で得られる無料宿泊特典です。マイルへの交換率も高いため、旅行好きにはたまらないカードですが、飛行機が苦手という方にはマイルの魅力は薄まるかもしれません。
一方で、ホテルを出張やプライベートで年に2〜3回以上使うなら、無料宿泊やステータスアップの恩恵は実感しやすく、十分元が取れる可能性があります。
JCBゴールドはステータス志向+国産ブランドを重視する人に
JCBゴールドは「JCB ザ・クラス」など上位ランクを目指せるルートがあるため、カード保有そのものを楽しみたい人に人気があります。国内では特典や使いやすさに定評がありますが、海外利用にはやや制限があるのがデメリット。
Oki Dokiポイントの汎用性には限界があるものの、年会費に対して空港ラウンジサービスや付帯保険の充実度はかなり高めです。スタバをあまり使わない方は、ポイントの交換先を吟味する必要があるかもしれません。
リクルートカードは還元率と気軽さを重視した“脳死”カード
リクルートカードは1.2%という高還元率を持ち、汎用性の高いPontaポイントが貯まります。年間利用額100万円を超えた後のサブカードとして最適で、家計の効率的なキャッシュバック運用に貢献します。
ステータス性は皆無ですが、楽天ペイやd払いとの相性も良いため、節約志向の方には大きな味方になるでしょう。
年間500〜600万円利用者にとっての選び方の視点
この決済額なら、年会費が高めのカードでも十分元が取れる可能性があります。重要なのは「自分の生活スタイルにどれだけフィットするか」。
- 旅行・出張が多く、ホテル利用に価値を感じる → MBA
- カード保有にステータスや所有欲を求める → JCBゴールド
- 無駄なく還元を重視し、手堅く資産形成したい → リクルートカード
実例:組み合わせて使うのも有効
たとえば、オリーブゴールドで100万円の特典利用後は、リクルートカードで生活費や雑費をカバーし、旅行時や特別な支払いではMBAでホテル特典を享受するという使い分けも可能です。
また、JCBゴールドを育てながら、数年後に「ザ・クラス」に挑戦してみるという中長期的な楽しみ方も一つの選択肢となります。
まとめ:優先したい軸を決めて組み合わせが最適解
単純な還元率ではリクルートカードが強く、旅行系ではMBA、ステータスではJCBゴールドが輝きます。「カードに何を求めるか」を明確にし、それぞれの長所を活かせる組み合わせを選ぶのが、年間500万円超えのカードユーザーにとって最適な戦略です。
迷ったときは「今の自分のライフスタイル」と「3年後の理想の生活」を照らし合わせて判断してみましょう。
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