大腸ポリープ切除の入院・手術、さらに病理検査で上皮内がんと診断された場合、第一生命の複数医療保険やがん保険ではどこまで保障されるのかを丁寧に解説します。
①ポリープ切除は手術給付金の対象になる?
内視鏡による大腸ポリープの切除は、ほとんどの医療保険において「手術給付金」の対象です。
例えば「内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術」は給付対象とされており、日帰りでも所定倍率で支払われます。[参照]
②入院給付金はどうなる?
3日間の入院があれば、加入している入院日額に応じた「入院給付金」も受け取れます。
入院前後の通院が対象の場合、「通院特約」が付いていれば、その分も請求可能です。[参照]
③病理検査・結果待ちの病理対応
病理検査費用自体は医療費控除の対象になり、保険請求には直接関係しませんが、がん保険では診断内容によって請求書類が変わります。
保険会社からは「病理診断後に改めて請求」と言われるのは、診断確定に基づいて『がん診断給付金』や『上皮内新生物給付金』の手続きをするためです。
④上皮内がん診断で給付金は出る?
がん特約(指定・特定疾病保障特約)に、上皮内新生物(上皮内がん)が含まれていれば、病理診断確定で一時金が支払われます。
約款には「医師による病理組織学的所見に基づく診断確定」が支払事由と明記されています。[参照]
⑤悪性がんと上皮内がん、どちらでも給付?
上皮内新生物の場合も、契約内容によっては悪性がんと同額の診断給付金が支払われます。
ただし、あくまで病理診断で「上皮内で留まっている」とされた場合。悪性の浸潤性がんであれば、通常のがん給付金となります。[参照]
⑥実例でまとめる請求パターン
- ポリープ切除(手術)+入院3日→手術給付金+入院給付金(通院特約あれば通院分)
- 上皮内がんなら:がん診断給付金(特約契約ありの場合)
- 浸潤性がんなら:悪性新生物として診断給付金が支払われる
まとめ
第一生命の医療保険では、大腸ポリープ切除は手術給付金・入院給付金の対象となります。病理検査後、上皮内がんと診断されれば指定・特定疾病特約に基づきがん給付金も請求可能です。
最終的には加入契約の「約款」「保障内容」に基づいて判断されますので、詳細は契約書・約款をご確認のうえ、担当者に相談されるのが安心です。
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