クレジットカード期限切れ後にAzureから「未払い請求」の通知が来ると焦りますよね。新しいカード情報に更新するだけで、過去の未払いと今後の請求は自動で支払われるのでしょうか?この記事では、Azureの支払いフローを整理し、安全にアカウント停止を回避する方法をご紹介します。
カード更新後に未払いがどうなるか
Azureでは、支払い情報を更新しただけでは自動的に未払いが完全に精算されるとは限りません。
「Update payment method」手続きでカード登録はできますが、過去の未払いを確実に支払うには、あらためて『Settle balance』または『Pay now』などの操作が必要です。[参照]
自動引き落としが始まる条件
Azureは標準で請求書ごとに毎月自動課金されますが、カード変更後も「そのカードがデフォルトとして明示的に選択されている」状態でなければなりません。
公式ドキュメントには「既定の支払方法として設定すれば、今後の請求は自動で課金される」と記載があります。[参照]
確認と対応のステップ
- Azureポータル内「Cost Management+Billing」→「Invoices」で未払い請求があるか確認
- 「未払い請求」があれば、「Settle balance」または「Pay now」を実行し、新カードで支払い
- 「Payment methods」で新カードがデフォルトに設定されているか確認する
アカウント停止を避けるために
支払いが滞ると、アカウントは“Disabled”になる可能性があります。[参照]
停止されるとサブスクリプションが利用できなくなり、復旧には支払いと再有効化が必要です。[参照]
実例:カード更新だけで停止直前まで進んだケース
ある会社では、カード更新後「支払方法を変更しただけ」だったため翌月も自動課金されず、数日後にアカウントが停止。
復旧には「未払い清算+サポートチケット提出」が必要になり、復旧に数日かかったといいます。
まとめ:更新だけで安心は×、必ず未払い確認と手動処理を
結論として。
- カード情報を更新しただけでは未払いの精算や自動課金の設定にはならない
- 請求書を確認し、「Settle balance(未払い精算)」または「Pay now」で支払う必要あり
- 新カードをデフォルト設定すれば、翌月以降は自動課金される
- 未払いを放置するとアカウント停止のリスクがあるので要注意
これらを確実に実行して、アカウント停止リスクを回避しつつ、安心してAzureを利用し続けましょう。
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