退職から再就職までの期間には、必要な書類や手続きが多数存在します。特に数日から数週間の間に空白期間が生じる場合、健康保険や年金、税金に関する対応を適切に進めることが重要です。この記事では、退職時にもらうべき書類と、それに付随する手続きについて詳しく解説します。
退職時にもらう書類一覧
退職する際、会社から受け取るべき書類は以下の通りです。
- 退職証明書:新しい勤務先で提出を求められることがあります。
- 雇用保険被保険者証:失業保険の手続きなどに使用。
- 離職票:失業給付を受ける際に必要。通常、後日郵送されます。
- 源泉徴収票:年末調整や確定申告で必要です。
- 基礎年金番号通知書:厚生年金や国民年金の管理に使います。
- 健康保険資格喪失証明書:国民健康保険への切替手続きに必要。
- 厚生年金基金加入員証(加入していた場合のみ):年金関係の管理用。
退職後の主要な手続き
退職と再就職の間に必要な手続きを確認しておきましょう。
- 健康保険:健康保険資格喪失証明書を持って、市区町村役所で国民健康保険への切替手続きをします。
- 年金:厚生年金から国民年金へ切替。年金手帳や基礎年金番号通知書を持参。
- 所得税:源泉徴収票を再就職先へ提出して年末調整へ備える。
- 住民税:通常はコンビニや口座振替などで支払う必要があります。
意外と見落としがちな追加手続き
以下は、よく見落とされがちなものです。
- 退職時の企業年金(企業型DC)やiDeCoの移換:移換しないと運用が止まり、管理手数料が発生します。
- 失業保険の仮申請:次の職場への入社が遅れる場合は、念のためハローワークへ相談を。
- 扶養者がいる場合の変更届:配偶者や子どもの扶養変更が必要になる場合があります。
新しい職場への提出が必要な書類
再就職先には以下の書類が求められる可能性があります。
- 退職証明書
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- マイナンバー(写し)
- 年金手帳または基礎年金番号通知書
提出書類は入社前に指示されることが多いため、事前に準備しておくと安心です。
まとめ:退職・再就職の合間もスムーズな対応を
退職から再就職までの短期間でも、公的な手続きは欠かせません。必要な書類を整理し、期日を守って対応すれば、トラブルを避けられます。特に健康保険や年金の切替、源泉徴収票の提出は忘れがちなので、カレンダーなどにチェックを入れておくとよいでしょう。
不安な点があれば、各自治体の窓口やハローワークへ相談することで、安心して新たな職場へ移行できます。
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