家計簿アプリ「Zaim」は自動で支出をカテゴリ分けしてくれる便利なツールですが、時に特定の店舗だけうまく振り分けられないというトラブルも発生します。今回は、特に「ファミリーマート(ファミマ)」の支出が毎回違うカテゴリに自動分類されてしまうケースについて、原因と対策を詳しく解説します。
Zaimの自動分類の仕組みとは
Zaimでは、銀行・クレカ連携やレシート撮影をもとに、店舗名や内容からカテゴリを自動的に判断しています。この自動振り分けは、Zaimの学習データとユーザーの手動編集履歴に基づいて行われます。
たとえば「セブンイレブン」「ローソン」などは高精度で「コンビニ」カテゴリに分類されますが、店舗名の表記がバラバラだと意図しないカテゴリに振り分けられてしまうことがあります。
ファミマだけ誤分類される主な原因
ファミマに関しては、表記の揺れ(例:「ファミリーマート渋谷一丁目店」「FAMIMA」「ファミリマート大手町二丁目」など)が多く、自動学習がうまく働かない場合があります。また、店舗によってはZaim側で「飲料」「日用品」など別カテゴリに分類されることもあります。
もう一つの要因は、ユーザーが過去に手動でカテゴリ変更した履歴がZaim側に記録されており、それが優先されて誤ったカテゴリに定着してしまうケースです。
正しいカテゴリに修正する方法
- Zaimアプリで対象のファミマの支出をタップ
- 「カテゴリ」を「コンビニ」に変更
- 「今後この内容に自動適用する」にチェックを入れる
- 保存して反映
これで、同じ名称の支出が今後も「コンビニ」に自動分類されるようになります。
複数のファミマ店舗で同様の作業を行うと、徐々にZaimが学習し精度が上がっていきます。
レシート読取時の注意点
レシートを使って記録する場合、読み取られた「店名」が原因で別カテゴリになることがあります。特に読み取り精度が低いと、店名が不明扱いとなってしまうケースも。
この場合は手動で店名を修正し、カテゴリも「コンビニ」に変更して「今後に適用」にチェックすることで改善できます。
銀行・カード連携のカテゴリ精度を上げるコツ
銀行やクレジットカードと連携している場合、Zaimは利用明細の「摘要(店舗名)」をもとに分類しています。ファミマでの支出でも、カード会社によっては表記が「ファミマ」「FAMIMA」「ファミリーマート」と異なるため、それぞれに個別対応が必要です。
根気よく手動修正と「今後に適用」を繰り返すことで、最終的にはかなり正確な分類が実現可能です。
まとめ:Zaimでの店舗別自動分類は「学習」がカギ
Zaimは非常に賢い家計簿アプリですが、完璧ではありません。特にファミリーマートのように店舗名表記にばらつきがある場合は、自動分類がずれることも。ですが、「今後に適用する」を活用しながら正しいカテゴリに修正していくことで、数回の手間で安定した自動分類が可能になります。
家計簿は継続が命。ストレスなく管理できるよう、少しずつZaimに“自分仕様”を覚えさせていきましょう。
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