生命保険のクーリングオフ後に返金されない?正しい対応と対処法をわかりやすく解説

生命保険

生命保険を申し込んだものの、後から冷静に考えてクーリングオフを申し出た。しかし返金がされず、書面も届いた——そんな状況に不安を感じる方は少なくありません。この記事では、クーリングオフ制度の仕組みから、連絡がない・返金されない場合の正しい対処法まで詳しく解説します。

クーリングオフとは?生命保険でも有効なの?

クーリングオフとは、契約後でも一定期間内であれば無条件で契約を撤回できる制度のことです。
生命保険の場合も、契約日または契約申込書の受領日から8日以内であれば、クーリングオフが可能です。

一般的に、郵送または専用フォーム(電磁的記録)での通知が有効とされ、通知日が8日以内であれば契約は無効となります。

返金がないのはなぜ?考えられる理由

8日以内にクーリングオフを申請していても、返金されない・連絡が来ないケースにはいくつかの原因が考えられます。

  • 申し出が社内処理で滞っている:大手保険会社でも受付から処理まで1~2週間かかることがあります。
  • 受付はされているが返金の処理タイミングが異なる:受付完了=即返金とは限りません。
  • 受付が正常に処理されていない:電磁的記録の不備やフォーム送信後の不具合など。

とくにフォーム送信後に発行される受付番号や確認メールは必ず保存しておきましょう。

契約が進んでしまったらどうする?

証券が届いた=契約が進行している、という状態でも、期間内にクーリングオフを申し出ていれば契約は取り消し可能です。

万が一、保険会社が「契約成立済」と主張してきても、クーリングオフの通知が有効であれば法的には撤回扱いになります。

返金対応がない場合のステップ

まずは保険会社のカスタマーセンターや担当者に対し、受付完了メールのスクリーンショットと申請日を提示し、処理状況を確認しましょう。

それでも連絡がない・進展がない場合は、最寄りの消費生活センターに相談することをおすすめします。国民生活センター(188番)でも受け付けています。

実際の相談事例とアドバイス

過去には、「クーリングオフしたのに無視された」「返金が数か月後だった」という事例もありますが、適切に通知していれば法的に無効化は可能です。

たとえば、ある40代女性のケースでは、通知メールを印刷して消費者センターに持参したことで、センターからの照会を受けた保険会社がすぐに返金処理に応じたという事例もあります。

まとめ

クーリングオフを期間内に正しく申請していれば、契約は撤回されるべきです。返金の遅延や連絡の欠如があった場合は、まず保険会社に問い合わせを。その後も返答がなければ、消費者センターなど公的機関を通じて対応を求めましょう。

書面や電磁的記録は証拠として有効です。焦らず、記録を整理しつつ冷静に対応すれば、必ず解決に近づきます。

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