マイカーローンを一括返済する際に気になるのが、これまで支払った利息のうちどれだけが返ってくるかという“戻り利息”です。本記事では具体的な計算方法と30回払い済のケースを踏まえたシミュレーションを解説します。
ローンの基本構造と分割手数料の意味
商品代金400万円に分割手数料174万円、総額574万円を120回で返済する方式です。
この分割手数料は利息相当で、支払うごとに利息として分配されます。そのため一括返済すると未消化分の利息が戻ります。
戻り利息の一般的な計算方法
まずまだ支払っていない回数分の利息分を仮に計算します。
通常、「返済予定利息 × 残回数/総回数」で戻り利息の目安が出ます。
30回支払った場合のシミュレーション例
総利息174万円の120回払いで30回支払い済なら、残り90回分に相当する未払い利息が戻ります。
つまり、約130.5万円(174万円×90/120)が返金対象の目安となります。
実際の契約例:プレミア株式会社の場合
金融業者によって計算方式や手数料調整が異なることがあります。
たとえば、プレミア株式会社では「実質年利」と「返済方式(元利均等・元金均等)」により戻り額が前後する可能性があります。
ケース別に確認すべきポイント
- 返済方式:元利均等返済では初期に利息比率が高く、戻り利息も大きくなる傾向。
- 違約金・手数料:契約書に一括返済時の手数料条項があるかどうかを必ず確認。
- 契約書記載の戻り利息計算式:ここに明記があれば契約通りに計算。
実例として、「元利均等120回で初期30回払い済」は全体利息比率が高いため、戻り利息は想定以上になることが多いです。
シミュレーションツールを使った試算方法
金融機関の公式サイトや信頼できる外部シミュレーターを使用すると、より正確な数字が得られます。
また契約書に「一括返済額」と「返済予定表」があれば、そのまま記載の表額で戻り利息も確認可能です。
まとめ
一括返済時の戻り利息は、未払い利息(例:残90回分の約130.5万円)から計算されますが、元利均等返済や手数料等により増減します。
まずは契約書と返済予定表の確認、必要なら金融機関に問い合わせて正確な戻り利息額を把握しましょう。
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