キャッシュレス決済の利便性が高まる中、「ファミペイ翌月払い」は手軽に使える後払い方式として多くの人に利用されています。しかし、使っているうちに「支払いを完了しないと利用可能額は戻らないのか?」という疑問を持つ人も少なくありません。本記事では、その仕組みをわかりやすく解説します。
ファミペイ翌月払いの基本仕組みとは?
ファミペイ翌月払いとは、当月に利用した金額を翌月にまとめて支払うことができるサービスです。実際には提携する「アプラス」が提供する与信枠を用いており、利用者には一定の限度額が設定され、その枠内での利用が可能になります。
例えば、月初に1万円の利用枠が設定されていた場合、その範囲で買い物などにファミペイ翌月払いが使えます。そして、その月に使った金額は翌月の支払日に引き落とされます。
利用可能額はいつ戻るのか?
結論から言えば、「支払を完了しない限り、利用可能額は回復しません」。つまり、未払いの翌月払い分がある限り、それはそのまま利用可能枠を消費した状態が続きます。
例えば、1万円の枠のうち8,000円を使ったとすると、残りの利用可能額は2,000円です。8,000円を支払ってはじめて、また1万円の枠が利用できるようになります。
支払い完了のタイミングと枠の回復
支払いは、原則として毎月末締め・翌月27日払い(金融機関の営業日により前後あり)です。引き落としが完了すると、原則翌営業日に利用可能額が更新されます。
ただし、引き落とし口座の残高不足などで支払いが遅れた場合、限度額の回復も遅れます。さらに遅延扱いになると、利用停止や信用情報への影響も懸念されるため注意が必要です。
実際の利用例で理解する
例1:5月中に7,000円をファミペイ翌月払いで利用 → 6月27日に引き落とし → 引き落とし完了後、6月28日に枠が全額回復。
例2:6月27日に残高不足で引き落とし失敗 → 支払い手続き完了まで枠は回復しない → 翌月のファミペイ利用も制限される可能性あり。
利用可能額を確認する方法
ファミペイアプリ内「ファミペイ翌月払い」のメニューから、現在の利用可能額、利用履歴、次回引き落とし金額などを簡単に確認できます。定期的にチェックすることで、意図せず限度額を超える心配を減らせます。
公式ファミペイサイトでも詳しい情報が掲載されていますので、必要に応じてチェックしましょう。
まとめ:枠を戻すには支払い完了が必須
ファミペイ翌月払いは非常に便利なサービスですが、「利用可能額を戻すには支払い完了が必要」という点を理解して使うことが大切です。引き落としの失敗による利用制限や信用への影響を防ぐためにも、口座残高の管理と支払いスケジュールの把握を怠らないようにしましょう。
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