買い物のときに「ちょうど払いたいけど、お釣りが出ない」と言われることは意外と多いものです。特に友人とのやりとりやフリマ、イベント会場などでは、ちょうどの支払いが求められるケースもあります。今回は、1,800円を手持ちの細かいお金でどうすればちょうど支払えるか、実践的な計算方法とコツをご紹介します。
今回の前提条件を整理しよう
まずは手元の金額と支払い金額をしっかり把握することから始めましょう。以下が今回の条件です。
所持金の内訳 | 枚数 | 合計金額 |
---|---|---|
1,000円札 | 2枚 | 2,000円 |
100円玉 | 2枚 | 200円 |
50円玉 | 1枚 | 50円 |
10円玉 | 12枚 | 120円 |
5円玉 | 2枚 | 10円 |
1円玉 | 4枚 | 4円 |
合計 | ー | 2,384円 |
支払い金額は1,800円。お釣りは出ない前提なので、ぴったり1,800円を作る必要があります。
1,800円を構成する最適な組み合わせ例
いくつかの方法がありますが、現実的かつ相手が受け取りやすい例として以下のような組み合わせが考えられます。
- 1,000円札 ×1枚
- 100円玉 ×2枚(200円)
- 50円玉 ×1枚
- 10円玉 ×12枚(120円)
- 5円玉 ×2枚(10円)
- 1円玉 ×2枚
この合計は1,000+200+50+120+10+2=1,382円。残りは418円です。
ここで2枚目の1,000円札を使うと合計が2,382円になり、582円のお釣りが必要になるため使えません。そこで、実は最も単純な解は以下です。
最短で支払える組み合わせ(ぴったり)
- 1,000円札 ×1枚
- 100円玉 ×2枚(200円)
- 50円玉 ×1枚
- 10円玉 ×5枚(50円)
- 合計:1,300円
このままでは不足しているので、もう少し加えて調整します。
- 1,000円札 ×1枚
- 100円玉 ×2枚
- 50円玉 ×1枚
- 10円玉 ×12枚
- 5円玉 ×2枚
- 1円玉 ×4枚
合計:1,000+200+50+120+10+4=1,384円。→これでは不足。
最もシンプルな方法は1,000円札×2枚を出して、相手から584円のお釣りをもらうことです。ただし、「お釣りが出ない」前提の場面ではこの方法は使えません。
諦める前にできること
最終的には1,800円をちょうど作るのは難しいかもしれませんが、相手に事情を説明して調整する交渉も大切です。たとえば「小銭で1,784円までなら出せるけど、あとはPayPayでいい?」というような柔軟な対応も可能です。
また、家族や別の友人に「10円玉と100円玉を交換してもらう」など、両替の工夫も有効です。
支払いを考える力を鍛える方法
このようなシチュエーションでの計算は、暗算力・論理的思考・パターン認識の練習になります。次のような方法でスキルアップが可能です。
- 「○円を最少枚数で支払う」練習を日常的にしてみる
- 友人と「支払いシミュレーションゲーム」をしてみる
- 脳トレアプリを活用して金銭感覚を養う
慣れてくると「50円玉を減らして10円玉で調整」など、柔軟な組み替えができるようになります。
まとめ:ちょうどの支払いは実践で身につけよう
今回のケースでは、1,800円をぴったり支払うのは少々難易度が高いですが、練習と工夫次第で対応力を伸ばすことができます。金額の把握・最小枚数の組み合わせ・両替の判断など、日常に役立つスキルが自然と身につきます。
「諦める」前に一度考えてみることで、現金管理の力を一歩前進させてみましょう。
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