多くの企業が法人クレジットカードを経費決済に利用していますが、「毎月の使用額は大きいのに特にメリットがない」と感じていませんか?実は、法人カードの選び方ひとつで、ポイントやマイルを効率よく貯めて、航空券や会社の備品などに活用することが可能です。本記事では、法人カード選びで押さえておくべきポイントと、おすすめカードをご紹介します。
法人カードを見直すことで得られるメリット
現在お使いの地方銀行発行の法人カードには、ポイント還元やマイル付与といったベネフィットがついていないケースも多くあります。しかし、他社の法人カードに変更することで、月々の経費使用がそのまま資産的価値へと変わることも。
例えば、月に50万円以上の支払いを法人カードで行っている企業が、1%還元のカードに切り替えた場合、年間で約6万円分のポイントやマイルが貯まる計算になります。これを出張の航空券や社内備品の購入に充てることで、実質的な経費削減が可能です。
ポイントやマイルが貯まりやすいおすすめ法人カード
法人カードは種類が豊富で、各社の特徴を理解することが重要です。以下におすすめの高還元型カードを紹介します。
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
還元率:約0.5%〜1.0%。ANAマイルへの交換にも強く、出張が多い企業におすすめ。 - 三井住友ビジネスカード for Owners
ポイント還元あり、年会費も抑えめ。ポイントはキャッシュバックやAmazonギフト券に交換可能。 - 楽天ビジネスカード
楽天市場の利用で最大5倍のポイント還元。楽天ポイントはビジネスにもプライベートにも使いやすい。
それぞれのカードには発行条件や年会費、特典内容が異なるため、自社の利用スタイルに合ったものを選びましょう。
ポイントやマイルの活用例
貯まったポイントは航空券への交換、マイルとして利用できるほか、家電、事務用品、ギフト券などのビジネス資材に転用可能です。
例えば、年間で10万ポイント貯めた場合、国内往復航空券(東京〜大阪など)2〜3回分のマイルに相当し、出張費の大幅な節約に。あるいは、Amazonギフト券に交換して社内備品や事務消耗品を購入することも可能です。
法人カード選びのチェックポイント
自社に最適なカードを選ぶために、以下の点を意識して選びましょう。
- 利用上限の柔軟さ:成長企業には高い与信枠があるカードが望ましい。
- 経理連携のしやすさ:明細がCSVでダウンロードできるなど会計処理の効率化につながる機能。
- マイルorポイントの交換先:自社の業務に関連性のある特典を選ぶことが鍵です。
中には交通系ICカードとの連携や、経費精算アプリと自動連携できるカードもあります。
セキュリティとサポート体制も重要
法人カードは不正利用対策やカスタマーサポートの質も選定の要素となります。特に海外での利用が多い企業は、グローバルサポートの整ったカード会社を選ぶと安心です。
また、アメックスやVISAのビジネス系カードは、ビジネス旅行の保険が付帯していたり、出張時の手配代行サービスが用意されているなど、法人利用に最適なサポートが整っています。
まとめ:法人カードは戦略的に選ぶことで会社の資産になる
単に経費決済のためのカードではなく、ポイントやマイルを有効に活用すれば、経費削減と福利厚生の両立が可能になります。
まずは現在の利用額と内容を見直し、自社に合ったカードへの切り替えを検討してみましょう。最適な法人カードの導入は、会社の資金活用をより効率化し、将来の投資余力を広げる一手になるはずです。
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