消費者金融の申込フォームには「年収」の入力欄がありますが、申込時にこの金額を多めに申告しても審査でバレないのでは?と思った方もいるかもしれません。実際、年収を“盛る”ことに対してどのようなリスクがあるのか、また金融機関がどのように年収をチェックしているのかを知っておくことは非常に重要です。
年収は申告制だが、確認方法は存在する
プロミスやレイクなどの消費者金融では、年収は自己申告で入力することが一般的です。ただし、借入希望額が50万円を超える場合や、他社と合計して100万円を超える場合には収入証明書の提出が法律で義務付けられています(貸金業法第13条)。
そのため、借入金額が大きい場合や審査上必要と判断された場合には、源泉徴収票や給与明細、確定申告書などの収入証明書類が求められます。ここで申告内容と実際の収入が一致していない場合、虚偽申告とみなされ審査に落ちる原因になります。
年収を偽ってもバレない?信用情報との照合に注意
「年収を偽っても証明書を求められなければ大丈夫では?」と思うかもしれませんが、金融機関は複数の観点から申告内容の妥当性を判断しています。その一つが信用情報機関(JICC、CICなど)への照会です。
たとえば、過去の借入状況、勤務先、他社借入額、過去の収入証明の有無などから年収の整合性を推測できます。矛盾が大きい場合は、「虚偽の可能性あり」と判断され、審査にマイナス評価がつくこともあります。
虚偽申告が発覚した場合のペナルティ
申込時に意図的に虚偽の年収を申告して審査を通った場合、契約が取り消されたり、最悪の場合は信用情報に傷が付く可能性も否定できません。これは今後のローンやクレジットカードの審査にも大きな悪影響を及ぼします。
また、返済能力以上の金額を借り入れてしまうと、延滞や債務整理といった深刻なトラブルにもつながりかねません。長期的に見て、リスクに見合わない行為といえるでしょう。
正確な申告があなたの信用を守る
消費者金融の審査では、申込者の「信用力」が非常に重視されます。年収の申告はその一部であり、正直な情報提供が信頼の第一歩です。多少の金額の違いで審査結果が劇的に変わることは稀であり、むしろ正確な申告がスムーズな審査通過に繋がります。
信用情報に問題がなく、他社借入が少なければ、年収がそれほど高くなくても借入は可能です。無理に年収を盛るよりも、他の条件(返済実績、勤務年数など)で信用を積み上げるほうが得策です。
他にも知っておきたい審査のポイント
年収以外にも、審査で重視される要素はいくつかあります。
- 勤務先の安定性(正社員かアルバイトかなど)
- 勤続年数
- 住居形態(持ち家・賃貸)
- 過去の金融事故歴
- 他社からの借入件数と総額
これらの情報はすべて審査に影響を与えるため、正確な記入が重要です。
まとめ:年収の水増し申告はリスクが大きい
プロミスやレイクなどでの借入時に年収を盛ることは、一見バレにくいように思えるかもしれませんが、金融機関は多角的な審査によって不自然な点をチェックしています。虚偽申告が発覚すれば信用を大きく損ね、将来的な金融取引にも悪影響を与えるリスクがあります。
正確な情報で誠実に申込むことが、信用を守り、安全な借入に繋がる最良の方法です。
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