旅行予約サイト「Trip.com(トリップドットコム)」は、海外航空券の手配でも多く利用されている一方で、キャンセルや返金に関するトラブルの声も一定数見受けられます。特にクレジットカード決済後にキャンセルした場合、「明細に金額が残ったままだけど、これは支払う必要があるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、楽天カードなどを利用した際のキャンセル処理の仕組みや、返金対応が遅れる原因、対処法について解説します。
キャンセルしたはずの請求がクレカ明細に残る理由
Trip.comなどの予約サイトで航空券を購入後すぐにキャンセルした場合でも、カード会社の利用明細には一時的に請求金額が記載されることがあります。これは以下のような処理の流れがあるためです。
- 購入時にカード会社へ「決済枠の確保(オーソリ)」が入る
- キャンセル処理により、売上処理がキャンセルされる(キャンセル伝票の発行)
- カード会社がキャンセル情報を受け取るまでに時間差がある
つまり、キャンセルが完了していても、処理がカード会社側に反映されるまで数日~1週間程度かかることがあります。
楽天カードの明細に残った場合の対応は?
楽天カードの場合、キャンセル処理が完了すれば、該当の利用明細は「取消」または「返金」として処理されます。ただし、月末にかかると一旦請求された後、翌月以降に返金されるケースもあります。
例えば、6月24日に購入→即キャンセル→7月の支払明細に金額が表示、というケースでは、7月の支払い後に翌月(8月)に相殺または返金処理が行われることがあります。
キャンセルされないままの場合の対処法
2枚同時に購入した航空券のうち、片方のみキャンセルが反映され、もう一方が請求に残っている場合、以下のステップで確認と対応を進めましょう。
- Trip.comの「予約一覧」や「マイページ」でキャンセル状況を確認
- キャンセル完了メールや返金処理通知が届いているか確認
- 楽天カードのカスタマーサポートにキャンセル処理の進捗を問い合わせ
- Trip.comにも「片方だけキャンセル未処理」の旨を問い合わせ
このように、まずはキャンセル処理の事実を双方に確認することが重要です。
返金処理が遅れている場合の注意点
キャンセル済みにもかかわらず返金が遅れている場合、以下のような原因が考えられます。
- 処理が自動ではなく手動のため、数営業日かかる
- 航空会社側の承認待ち
- 外貨建て決済でレート処理に時間がかかっている
特に海外航空券のキャンセルでは、返金までに1~2か月かかるケースもあるため、すぐに反映されないからといって慌てる必要はありません。ただし、状況を放置せず、経過観察と問い合わせは継続すべきです。
まとめ:支払うかどうかは返金処理の有無による
Trip.comでキャンセルした航空券の一部が楽天カードの明細に残っている場合、まずはそのキャンセルが正しく処理されたかを確認しましょう。処理されていれば遅れて返金されますが、未処理なら放置するとそのまま支払う形になることもあるため注意が必要です。
心配な場合は、楽天カードとTrip.comの両方に問い合わせを行い、証拠(キャンセル日時や確認メール)を揃えておくことがトラブル防止につながります。
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