大学生活には授業料や交際費、サークル活動など出費が多く、「みんな貯金してるのかな?」「自分だけ貯金が少ない?」と気になる方も多いはずです。本記事では、大学生のリアルな貯金額を統計や実例をもとに紹介し、目安や目的に応じた貯金の考え方も解説します。
大学生の平均貯金額はどれくらい?
全国大学生活協同組合連合会の調査(2023年版)によると、大学生の平均貯金額は約15万円前後。ただしこれは平均値であり、中央値(最も多い層)は5〜10万円程度と言われています。
また、1年生〜4年生で大きく傾向が異なります。
- 1年生:5,000円〜5万円程度
- 2年生:5万〜10万円
- 3年生:10万〜20万円
- 4年生:10万〜50万円以上(就活費用や卒業旅行に備えて)
中にはアルバイトを頑張って100万円以上貯めている学生もいますが、かなり少数派です。
貯金ゼロの大学生も少なくない
実際には「貯金がない」と答える学生も3〜4割程度いるとされています。
特に実家暮らしよりも一人暮らしの学生は、家賃・光熱費・食費などの固定費が多く、貯金にまわす余裕が少なくなりがちです。
たとえば一人暮らしでアルバイト月収が8万円、支出が7万円だとすれば、貯金できる額は1万円程度が限界になります。
貯金の目的別に見る現実的な目標
大学生が貯金する目的は人によって異なりますが、多くは以下のようなパターンに分かれます。
- 旅行・趣味目的:5万円〜10万円
- 就活・引っ越し資金:10万円〜30万円
- 免許・車関連:30万円〜50万円
- 非常用・医療費:10万円前後
目標が明確な人ほど、計画的に貯金を続ける傾向があります。
効率よく貯金するには?
大学生が貯金を増やすための現実的な方法も紹介します。
- 家計簿アプリで支出を管理(例:Zaim、マネーフォワードME)
- 「先取り貯金」ルールを作る(月収の10%は使わず貯金)
- 無駄なサブスクを見直す(月額課金に注意)
- 週1〜2回のコンビニを控えるだけで月3,000円節約
また、余裕がある月は少額でも貯金口座へ移す習慣をつけておくと効果的です。
まとめ:大学生の貯金額に「正解」はない
大学生の貯金額は学年・家庭状況・目的によって大きく異なりますが、
- 平均は10万〜15万円程度
- 実際は貯金ゼロの人も珍しくない
- 目的を明確にすると貯金がしやすくなる
「人と比べる」よりも、自分のライフスタイルや目標に合わせた貯金の考え方を持つことが、将来の安心にもつながります。
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