障害年金の申請にあたっては、社会保険労務士(社労士)への相談が重要な第一歩です。しかし、「何時まで対応してもらえるのか」「時間内に終わるのか」など、不安を感じる方も多いでしょう。今回は、障害年金の相談で社労士事務所を訪れる際に知っておきたい、営業時間や相談時間の目安について詳しく解説します。
社労士事務所の営業時間は厳守される?
多くの社会保険労務士事務所は、企業と同様に「営業時間」が定められており、通常は9時〜18時が一般的です。営業時間の終了後に相談が続くことは少ないですが、個人事務所の場合は柔軟な対応が可能なケースもあります。
たとえば、相談の内容が多岐にわたる場合や、初回の面談が遅い時間からスタートする場合には、「少し時間を延長して対応」してくれることもあります。ただし、これは事務所や担当者の方針によるため、事前に相談時間の見込みを確認しておくことが大切です。
初回相談で把握される内容は?
初回の障害年金相談では、主に以下のような情報を確認されることが一般的です。
- 障害の種類や症状、診断書の有無
- 初診日の特定
- これまでの就労状況や保険加入状況
- 日常生活における制限
相談内容が5つ以上ある場合、丁寧なヒアリングには1時間以上かかることもあります。特に複数の障害がある場合は、それぞれの病歴や影響の程度を正確に伝えるため、時間には余裕を持っておくと安心です。
予約の際に相談時間を必ず確認しよう
社労士との初回相談は、通常30分〜1時間程度が目安ですが、事務所によって異なります。「どのくらいの時間が必要か」「終了時間は18時厳守なのか」は、予約時にしっかり確認しておきましょう。
また、相談内容が多いと予測される場合は、予約の際に「複数の障害について相談したい」旨を伝えておくことで、より適切な時間枠を確保してもらえます。
相談時間が限られている場合の対処法
もし時間が足りなくなった場合に備えて、あらかじめ以下の準備をしておくと、短時間でも有意義な相談が可能です。
- 診断書や通院歴を時系列でまとめたメモ
- 症状ごとの影響を簡潔に記載したリスト
- 質問したい内容を箇条書きにしておく
これにより、社労士側も状況を早く把握でき、相談内容の漏れや時間切れのリスクを軽減できます。
臨機応変な対応が可能かは担当者次第
小規模な個人事務所の場合、「もう少し延長しましょうか」といった柔軟な対応が期待できることもあります。反対に、大手の社労士法人や複数予約が詰まっている場合は、時間延長が難しいケースも。
そのため、時間に関する不安がある場合は、最初から長めの時間を希望するか、二回目以降の面談も視野に入れておくと安心です。
まとめ:社労士との相談は「事前確認」と「準備」がカギ
障害年金の初回相談では、事前に「相談時間の目安」や「事務所の営業時間」を確認することがポイントです。個人事務所なら柔軟な対応も可能な場合がありますが、必ずしも延長してもらえるとは限りません。
限られた時間内でしっかり相談を進めるためには、あらかじめ資料や質問事項を整理しておくことが大切です。必要に応じて二度目の相談も検討しながら、安心して申請に向けた一歩を踏み出しましょう。
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