ATMからお金を引き出す際、「1万円札1枚と千円札10枚で2万円を一度に出したい」と考えたことはありませんか?実はこれはATMの機種や設定、金融機関ごとの仕様によって可能な場合とそうでない場合があります。本記事では、ATMで希望する紙幣構成で出金する方法や、機種ごとの対応可否、実際の操作手順などを詳しく紹介します。
基本的なATMの出金構成について
多くのATMでは紙幣構成は自動的に決定されます。たとえば、2万円を引き出す場合、初期設定では「1万円札×2枚」になることが多いです。
しかし一部のATM、特にゆうちょ銀行や三井住友銀行、一部の地方銀行などでは「紙幣の内訳」を選べるオプションがある機種も存在します。
紙幣の内訳を指定できるATMの特徴
紙幣の選択肢を提示してくれるATMは以下のような特徴があります。
- ゆうちょATM:一部機種で紙幣構成を「指定する」ボタンあり
- 三井住友銀行:タッチパネルで千円札の希望枚数を選べる機種あり
- みずほ銀行:新型ATMで「紙幣の選択」を行える
これらのATMでは、出金金額入力後に「紙幣構成の選択」画面が表示され、「1万円札と千円札の割合」を調整できることがあります。
1万円+千円札10枚の出金をする方法
以下は一例ですが、ゆうちょ銀行ATMでこの構成を実現する方法です。
- ATMにキャッシュカードを挿入
- 「お引き出し」を選択
- 2万円を入力
- 「紙幣の指定」または「紙幣の内訳選択」ボタンをタッチ
- 千円札10枚、1万円札1枚を選択
注意点としては、ATMに千円札が十分に補充されていない場合は希望通りに出金できないことがあります。
指定できないATMの対処法
もし紙幣構成を指定できないATMの場合は、以下のような方法で対応可能です。
- 2回に分けて引き出す(例:1万円+1万円→後で両替)
- ATMでは2万円を引き出し、窓口で紙幣を両替
- 近隣のATMを変えてみる(銀行本店や大型店舗内などは高機能ATMが多い)
実際には、千円札を多く必要とする場合は「ATMでの出金後に両替」するのが確実です。
千円札が出ない原因とは?
「千円札を希望しても出てこない」というケースでは、以下の理由が考えられます。
- ATM内の千円札の残量が不足している
- 選択肢が表示されない古いタイプのATM
- キャッシュカードの種類や取引内容で制限がある
このような場合は、一旦キャンセルして別のATMを試すか、ATMコーナー内にいる係員がいれば相談してみましょう。
まとめ:紙幣構成はATMとタイミング次第
ATMで1万円札+千円札10枚というような紙幣構成を実現するには、機種の対応状況や紙幣の在庫状況に左右されます。高機能ATMでは設定できる場合もありますが、必ずしもどこでも可能というわけではありません。どうしても必要な場合は、分割出金や両替を活用することをおすすめします。
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