海外旅行や留学、出張などで台湾を訪れる日本人にとって、「ゆうちょ銀行の口座から台湾のATMで現金を引き出せるかどうか」は気になるポイントです。本記事では、台湾でゆうちょ銀行の口座から安全かつ確実に現金を引き出す方法や必要な手続き、注意点について詳しく解説します。
ゆうちょ銀行のキャッシュカードは海外対応している?
ゆうちょ銀行の通常のキャッシュカードは、基本的に日本国内のATMでの利用を前提に作られています。そのため、そのままでは台湾を含む海外ATMでは利用できません。
ただし、「ゆうちょキャッシュカード+(プラス)」という機能が付いたカードであれば、海外でもATMを利用して現地通貨を引き出すことが可能になります。
ゆうちょキャッシュカード+(プラス)とは?
ゆうちょキャッシュカード+(プラス)は、ゆうちょ銀行が提供する「ICキャッシュカード」と「クレジットカード」または「プリペイドカード」が一体になったカードです。たとえば、「ゆうちょデビット(JCB)」や「ゆうちょVisaプリペイド」などが該当します。
このようなカードには国際ブランド(VisaやJCBなど)が付帯しており、対応する海外ATMで利用可能です。
台湾で使えるATMとその探し方
台湾では、国際ブランド付きカードに対応したATMが多数設置されています。以下の銀行ATMが代表的です:
- 台湾銀行(Bank of Taiwan)
- 華南銀行(Hua Nan Bank)
- 中国信託銀行(CTBC Bank)
- 台新銀行(Taishin Bank)
ATMに「PLUS」や「Cirrus」、「JCB」、「Visa」などのロゴがあれば、ゆうちょの国際ブランド付きカードで引き出しが可能です。
ATMは空港、コンビニ、ショッピングモールなど様々な場所に設置されています。
ATM利用時の注意点
台湾でATMを使って日本円の口座から現地通貨(ニュー台湾ドル)を引き出す際には、以下の点に注意しましょう。
- 1回あたりの引き出し限度額(おおよそ1万台湾ドル前後)
- 手数料(ゆうちょ+現地ATM事業者で合計200〜500円程度)
- カード発行時に海外ATM利用を許可する手続きが必要な場合がある
また、セキュリティの観点からも、公共Wi-Fi環境ではカード情報を入力しない、ATM周辺の安全を確認するなど、慎重に利用しましょう。
引き出し以外の海外対応方法
もしゆうちょのカードが海外対応していない場合や、短期旅行などで現金引き出しが不要な場合は、以下の方法も有効です。
- 国際キャッシュカード(セディナ、ソニー銀行など)
- 外貨両替(出国前に空港で両替)
- Wise(旧TransferWise)などの海外送金サービスを経由して現地口座へ送金
最近では、デジタルウォレットやモバイル決済が使える場所も増えており、台湾でもLINE PayやApple Payが一部の店舗で利用できます。
まとめ:事前準備で台湾でもゆうちょ口座が使える
台湾でゆうちょ銀行の口座からATM引き出しをするには、「ゆうちょキャッシュカード+(プラス)」のような国際ブランド付きカードを用意することが最も簡単で確実な方法です。
渡航前に自分のカードが海外ATMに対応しているかを確認し、必要であれば切り替え手続きや利用設定を済ませておきましょう。これにより、現地で安心して現金を引き出すことができます。
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