都市銀行の共通ATMは利便性が高く、預金の引き出しや残高照会などが手軽に行えることで注目されています。しかし、「通帳記帳」に関しては、利用するATMや銀行によって対応状況が異なる点に注意が必要です。今回は、三井住友銀行と三菱UFJ銀行の共通ATMにおける通帳記帳機能について詳しく解説します。
共通ATMとは何か?
三井住友銀行と三菱UFJ銀行は、一部のATMを「共同利用可能な共通ATM」として提供しています。これにより、たとえば三井住友銀行のキャッシュカードを三菱UFJ銀行のATMで利用して現金を引き出すことができるようになっています。
この共通利用は、主に現金の入出金や残高照会が対象となっており、通帳の記帳などの機能には制限があります。
通帳記帳は共通化されていない
実は、三井住友銀行と三菱UFJ銀行の共通ATMでは、通帳記帳機能はそれぞれの銀行専用ATMでしか利用できません。つまり、三井住友銀行の通帳は、三井住友銀行のATMでしか記帳できず、三菱UFJ銀行のATMでは記帳できない仕様です。
また、その逆も同様で、三菱UFJ銀行の通帳は自行ATMでのみ記帳対応しています。
共通ATMでできること・できないこと一覧
操作内容 | 共通ATMでの対応 |
---|---|
現金の引き出し | 可能 |
残高照会 | 可能 |
通帳記帳 | 不可(自銀行ATMのみ) |
振込(他行宛含む) | 一部不可または制限あり |
通帳記帳をしたい場合の対処法
共通ATMを利用していて通帳記帳が必要な場合は、必ず自分が口座を持っている銀行のATMを探して利用してください。たとえば、三井住友銀行の通帳なら三井住友銀行のATMで、三菱UFJ銀行の通帳なら三菱UFJ銀行のATMを使う必要があります。
なお、近くに対象ATMがない場合は、インターネットバンキングやスマホアプリで明細を確認するという方法もあります。
ATM利用時の手数料にも注意
共通ATMでの取引は、手数料が無料の時間帯もありますが、時間帯や取引内容によって手数料が発生することもあります。特に土日祝日の利用や夜間帯の利用には注意しましょう。
各銀行の公式サイトやアプリで事前に手数料の確認を行うことをおすすめします。
まとめ
三井住友銀行と三菱UFJ銀行の共通ATMは便利ですが、通帳記帳に関しては共通化されていない点に注意が必要です。通帳記帳が必要な場合は、自分の口座を開設している銀行のATMを利用するようにしましょう。ATMを使う前に対応機能や手数料について確認することで、よりスムーズな利用が可能になります。
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