カードローンを利用するときに最も気になるのが「利息」の仕組みです。特に複数回に分けて借入をした場合、どのように利息が計算されるのかを正しく理解していないと、想定よりも多くの利息を支払ってしまうことがあります。本記事では、カードローンの利息がどのように発生するのか、具体的な日付や金額を使ってわかりやすく解説します。
基本の仕組み:借入日ごとに利息が発生する
カードローンの利息は、借入日ごとに個別に日割りで発生します。つまり、7月1日に10万円を借りた場合、その10万円に対する利息は7月1日からカウントされ、7月3日に追加で10万円を借りた場合は、その分に対しては7月3日から利息が発生します。
合計20万円分の利息が一括で計算されるわけではなく、あくまで借入ごとに日数をカウントして利息を算出する点に注意が必要です。
日割り計算の仕組みと利息の計算式
カードローンの利息は通常、「元金 × 年利 ÷ 365日 × 利用日数」という計算式で求められます。たとえば、年利18%の場合、10万円を1日借りたときの利息は次のようになります。
100,000円 × 0.18 ÷ 365 × 1日 = 約49円
同様に、7月1日から7月10日まで10日間借りた場合は、約490円の利息が発生します。
複数回借入の利息の具体的な例
以下に、7月1日に10万円、7月3日にさらに10万円を借入した場合の利息例を示します(年利18%、7月10日に全額返済すると仮定)。
借入日 | 借入額 | 日数 | 利息 |
---|---|---|---|
7月1日 | 100,000円 | 10日 | 約493円 |
7月3日 | 100,000円 | 8日 | 約394円 |
この場合、合計の利息は約887円になります。
元本が増えると利率が変わることも
一部の金融機関では、借入残高に応じて金利が段階的に変わることがあります。たとえば、借入額が50万円未満なら年利18%、50万円を超えると15%などです。
そのため、複数回の借入によって元本が増えると、金利が下がる可能性もある反面、返済能力の見直しなどで審査が入ることもあるため注意が必要です。
まとめ:借入ごとに利息は個別に発生する
カードローンの利息は、借入した日から日割りで計算され、複数回に分けて借入を行った場合は、それぞれの借入額と期間に対して利息が発生します。1回ごとの借入と返済のタイミングを把握しておくことが、無駄な利息を避けるポイントです。
今後の借入においても、借入日・借入額・返済予定日をメモしておくことで、正確な利息のシミュレーションが可能になります。
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