最近、「YouTube Premiumの請求が楽天カードにあったが、Googleアカウントの購入履歴には何もない」といったトラブルが報告されています。このようなケースでは、カード情報の漏洩とアカウントの不正利用のどちらが原因かを冷静に切り分ける必要があります。本記事では、それぞれの可能性を踏まえた対応方法と予防策を詳しく解説します。
カードの請求にYouTube Premiumが表示されたら
まず確認すべきは、楽天カードの利用明細です。明細に「GOOGLE *YouTube Premium」や「GOOGLE *サービス名」と記載されている場合、何らかのGoogleサービスの決済が行われたことを意味します。
ここでGoogleアカウントの購入履歴に何も表示されていなければ、その支払いがあなたのアカウントを通じて行われた可能性は低く、カード情報のみが不正に使われたと考えられます。
Googleアカウントが乗っ取られたかを確認する方法
不正利用があった場合、Googleアカウントのセキュリティも念のため確認しましょう。
- Googleセキュリティ診断にアクセス
- ログイン履歴に心当たりのない端末やIPアドレスがないか確認
- 2段階認証の有無をチェック
ログイン履歴や接続履歴に不審な動きがなければ、Googleアカウント自体が乗っ取られた可能性は低いと判断できます。
楽天カード情報が不正に使われた可能性が高い場合
楽天カードでの不正利用が疑われる場合は、すぐに楽天カードコンタクトセンターに連絡し、不正利用報告を行いましょう。調査後、被害金額は補償されることがほとんどです。
また、楽天e-NAVIからカード利用明細をチェックし、不審な取引が他にないかも確認してください。必要に応じてカード番号の変更や再発行も検討を。
クレジットカードの情報流出経路とは?
カード情報の流出は、フィッシング詐欺サイトや、不正アプリ、あるいは海外通販サイトなどが主な原因です。
特に「メールで送られてきたリンクからログインしてしまった」「無料サービス登録時にカードを入力した」といった行動が原因となるケースが多いため、心当たりのある行動がないか振り返ることも重要です。
今後の不正利用を防ぐための対策
- カードは常に明細チェックを行う
- 不審なメールやSMSのリンクは絶対にクリックしない
- Googleアカウントや楽天カードに2段階認証を設定
- 使っていないサブスクやアプリ課金を整理する
また、使っていないサイトに保存されたカード情報は削除しておくことも有効です。
まとめ:Googleアカウントとカードの両方を確認し、早めに対応を
Googleアカウントの購入履歴に心当たりがなく、カードにYouTube Premiumの請求がある場合、多くは「楽天カード情報の漏洩」による不正利用です。Googleアカウントが安全であることを確認しつつ、楽天カードのサポートに連絡して被害補償の対応を取りましょう。
今後はカード利用とセキュリティ意識を高めることで、こうしたトラブルの再発を防ぐことができます。
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